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公務員試験の数的処理の勉強法!優先順位を付けるのが大事

公務員試験で最も出題数が多く、重要な科目となってくるのが数的処理です。一口に数的処理といっても、さまざまな分野に分かれるので勉強法も悩むでしょう。

この記事では、公務員試験の数的処理の勉強法について紹介します。特に優先順位の付け方に焦点を当てるようにしてください。

 

 

公務員試験の数的処理とは

公務員試験の数的処理とは、教養科目で出題される試験科目のひとつです。

受験先によって異なりますが、数的処理は基本的に16〜17問程度出題され、公務員試験の中でもNo.1の割合を占めます。そのため、数的処理を丸々捨てるのはあまりにも無謀すぎるでしょう

数学と混同する人もいますが、問題の出し方に若干の違いがあります。確かに数的処理は数学の知識も使うものの、特有の発想力が求められるのが特徴です。

数学は得意でも、数的処理が苦手な人もいます。裏を返せば、中学や高校の頃に数学が苦手だったとしても問題なく対応できる科目です。

決して全ての問題を捨てようとはせず、頻出度の高い分野から勉強を積み重ねてください。数的処理は、長い年月をかけてコツコツと勉強に取り組むことが重要です。

 

数的処理の範囲と勉強法

公務員試験の数的処理には、大きく分けて4つのジャンルがあります。

  • 数的推理
  • 判断推理
  • 空間把握
  • 資料解釈

各ジャンルで、どのような問題が出題されるかを簡単にまとめましょう。

数的推理

数的推理は、数的処理の中でも最も計算が必要となるジャンルです。方程式や比の計算、確率の求め方などが出題されます。

ただし単純な計算問題が出るわけではなく、基本的には文章問題がほとんどです。

中学生や高校生の頃、文章問題に苦手意識を感じていた人も多いでしょう。私自身もそのうちの一人でした。しかし過去問をしっかりと解いていれば、文章問題の解き方も少しずつ見えてくるようになります。

数学が単純に苦手な場合は、中学生や高校生用のテキストを使うといいでしょう。

私は大学生の頃、アルバイトで塾講師をやっていたので自然と中学および高校の復習ができる環境にありました。公務員試験ではプラスになるため、塾講師のバイトをしていない人はこのような参考書を使うこともおすすめします。

 

 

判断推理

判断推理は集合や命題の求め方、暗号、嘘つき問題などが出題されます。高校の数Aの知識が少しだけ出てくる程度で、基本的にはパズルのような問題がほとんどです。

数的処理の中でも出題数が比較的多く、判断推理を正答できるかで公務員試験の合否に大きな影響が出ます。

判断推理を解くコツは、選択肢と問題文をよく照らし合わせることです。消去法でありえない選択肢を排除するだけでも、正答にたどり着きやすくなります。

あとは真・偽・対偶の関係を押さえることも大切です。

例えば「Aの隣にいるのはBだけである」という文があったとしましょう。この文は見方を変えれば「B以外の人はAの隣にいない」と言い換えられます。

この考え方は数Aで出てくる命題の対偶に基づいています。

p=q⇔\overline{p}=\overline{q}の式を覚えている人もいるでしょう。

このように判断推理では、数Aで習った考え方が問題を解くうえで重要になります。

空間把握

空間把握では、正多面体の仕組みや平面図形を転がしたときの軌道などを予測する内容となります。得意な人と苦手な人で、大きく分かれる印象があります。

空間把握の勉強法としては、とりあえず過去問をひたすら解き続けるのが先決です。

感覚で解く自信がない場合は、どのようにして答えにたどり着くかを問題集の解説も参考にしながら考えてみてください。

特に立方体を切り開くような問題は、自分でもイラストを書いてみることが大事です。番号を振ったりマークを付けたりと、さまざまな工夫を凝らしてみましょう。

資料解釈

資料解釈は、表やグラフから正しい見解を述べている文を選ぶ問題です。

資料解釈は細かい数字やグラフがいろいろと書かれており、見るだけで嫌気が差す人も少なくないでしょう。ただし解き方さえ押さえてしまえば、勉強時間を割かなくともある程度点数が取れます。

資料解釈の問題を解くコツは、資料に何が記載されているかを把握することです。選択肢の中には、資料からでは読み取れない情報も当然のように書かれているものもあります。

このような選択肢を除外していき、正答できる確率を少しでも高めるようにしましょう。

あとは増加率や割合の求め方など、資料解釈ならではの計算方法も押さえた方が賢明です。

単純な図の読み方だけではなく、計算能力や読解力と総合的な力が求められます。矛盾点をしっかりと見つけられるようにしましょう。

 

 

数的処理の優先順位

数的処理の内容においても、優先順位を付けて勉強することが大切です。ここでは、どの順番で勉強を進めればよいかを紹介しましょう。

判断推理は最優先

数的処理において、判断推理はどの自治体でも多く出題される分野です。この分野に関しては、絶対に捨ててはいけません

特に判断推理は、複雑な計算をしなくとも正答できる問題がほとんどです。解き方や独特な考え方を押さえるだけでも、問題なく得点源にできます。

加えて判断推理の問題を見てみると、結構面白く作られているものも少なくありません。パズル感覚で楽しめるので、構えすぎずにリラックスして臨んでみましょう。

数的推理も捨てられない

数的推理も、判断推理と同様に捨ててはいけない分野のひとつです。数的処理の中でも、この分野はある程度問題のパターンが決まっています。そのため対策は比較的とりやすいのが特徴です。

特に、確率の問題は絶対に練習しておきましょう。順列や組み合わせの部分も、公式が決まっているので比較的点数は取りやすいといえます。

そのほかにも、中学生レベルの数学で正答できる問題が少なくありません。数学が苦手でも、数的推理はしっかりと目を通してください。

空間把握は高得点を狙わなくてもいい

先程も述べたとおり、空間把握は得意な人と苦手な人で大きく分かれます。この分野は、多種多様な問題が出てくるので対応するのも難しいでしょう。

もちろん、図形に対する考え方が共通している箇所はいくつもあります。とはいえそれを実際の問題で、当てはめていくのは簡単ではありません。

空間把握を捨てること自体はしなくてもいいと思います。私も苦手でしたが、平面図形を転がす問題や展開図を中心に解けそうな箇所を拾いました。

しかし実際の公務員試験でも、正直何問正解したかは想像すらできません。「何となく合っている気はするけど」という問題ばかりで、確証は正直なところ得られませんでした。

それでも公務員試験には現役合格していたので、空間把握は高得点を狙う必要はありません。得意な人は、逆に空間把握を得点源にするのも作戦のうちです。

資料解釈は捨ててもOK

実際に合格を勝ち取った私の見解ですが、資料解釈は正直なところ捨てても問題はありません。なぜなら数的処理の中でも、問題数が1〜2問程度と少ないためです(多くても4問)。

資料解釈に時間をかけるのであれば、文章理解でその分点数を獲得した方がいいと思います。私は資料解釈の勉強をほとんどせず、本番では最後に解いていました。

過去問で勉強をしなくとも、ぶっつけ本番で対応できる点も捨てていいと述べる理由のひとつです。市役所レベルだと資料も複雑ではないので、本番は問題を解いてみるのをおすすめします。

少し考えてみて、他の分野に時間を割いた方がいいと思ったら切り替えましょう。

 

数的処理は勉強法および作戦が大事

今回は、公務員試験の数的処理の勉強法についてまとめてみました。公務員試験の数的処理は、分野によって解き方や考え方もさまざまです。そのため各分野に合わせた勉強法を開拓していく必要があります。

また公務員試験の合格を勝ち取るには、効率の良い作戦を導き出すことも大事です。

私の場合はその他の科目→数的処理→文章理解→資料解釈の順番で解いていました。

一般知識で答えられる問題を早めに片付けて、時間のかかる数的処理と文章理解に余裕を残しておくためです。

その中でも、数的処理の資料解釈は最後に解いていました。最悪捨ててしまってもいい分野と割り切った作戦です。

人によって得意不得意が分かれるので、自分に合った勉強法を編み出してください。