やまとの塾長の教室

【学ぶ・感じる・考える】

行政行為の種類の整理!公務員試験では得点源にできる!

どーも、やまとのです。

 

公務員試験の勉強は捗っているでしょうか?

 

今回も専門科目の行政法から記事を書いてみます。

 

この内容は行政法を勉強する上で重要かつ点数の取りどころです。

 

出題されたらラッキーと思いながら解いていけるようにしましょう。

 

今回のポイント

  • 法律的行政行為と準法律的行政行為の違いを知る
  • それぞれの行為を説明できるようにする

 

  

 

1.行政行為とは?

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行政というと何を思い浮かべますか?

 

  • 市役所職員
  • 県庁職員
  • 国家公務員
  • 警察

などが挙げられます。

 

これらの組織は時に国民の権利や義務を具体的に決定する権限を持ちますよね?

 

そういった国民の権利義務に直接的な効果を与える活動を行政行為といいます。

 

行政行為と一口にいっても種類によって形態はだいぶ変わります。

 

きちんとカテゴリーに分けていきながら行政行為の中身を覗いてみましょう。

 

 

2.法律的行政行為(命令的行為)

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命令的行為は、国民が生まれながらに持っている権利の制限に関する行為です。

 

本来であれば生まれながらに我々は多くの権利を持っているのですが、治安や社会秩序のために行政がそれを制限することもあります。

 

新たな制限を設けたり、逆に制限を解除したりするのが命令的行為です。

 

命令的行為にあたる処分を紹介していきましょう。

 

 

・下命

『下命』は国民に対して

『一定の作為義務を命令する』行政行為です。

 

つまり、国民に「○○しなさい」と義務付けることが下命になります。

 

例を挙げれば退去処分です。

 

土地や建物を差し押さえられているのに、いつまでも居残り続けたら『出て行け』と言われますよね?

 

これが下命の一例ですね。

 

下命を無視して行動しても、それが直ちに無効にはなりませんが罰則の対象になるので素直に従いましょう。

 

おかしいと思ったら手続きに沿って戦うべきです。

 

ちなみに、下命の裏返しにあたる不作為義務を命じるのが

『禁止』と言われています。

 

「○○してはいけない」と命じる行政行為ですね。

 

 

・許可

この言葉は日常生活でもしょっちゅう使いますよね?

 

ただ、行政法の概念でいえば

『禁止行為を特定の場合に限り解除する』行為を指します。

 

具体例でよく使われるのが

自動車の運転免許です。

 

運転免許が無いのに自動車を運転したら無免許運転でしょっ引かれてしまいます。

 

つまり、自動車を運転するのは一般的に禁止されている行為です。

 

自動車運転を許してもらえる証が運転免許となります。

 

「この免許証が目に入らぬか」と言いながら禁止を解くわけです。

 

この行為が『許可』なので正しく覚えましょう。

 

※追記(令和3年8月17日)

youtu.be

 

 

・免除

意味合い的には『許可』に近いですが、実際は割と違います。

 

これは下命の対義語と押さえるといいかもしれません。

 

つまり、義務や負担を解除する行為となります。

 

営業停止処分を受けていたのが解除されたというケースが該当します。

 

時短命令の解除も免除の1つです。

 

 

3.法律的行政行為(形式的行為)

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次に形式的行為の紹介をします。

 

こちらは、人間が生まれながらに持っていなかった権利を与える行政行為ですね。

 

この行為には

  • 特許
  • 認可

があります。

 

他にも『代理』とか『剥権』もあるのですが、公務員試験では上に挙げた2つを押さえておけば十分です。

 

 

・特許

特許とは国が私人に対して本来持っていない権利を与える行政行為をいいます。

 

例として挙げられるのが

  • 漁業権の設定
  • 道路占用の許可
  • 公有水面埋立の免許

ですね。

 

これらは3つとも国が有する権利であり、我々一般人には当然に備わっているものではありません。

 

その権利を特別に与えようというのが

特許の性質です。

 

特許は行政側の裁量(独断)で与えないとすることも可能なので、貰う際には注意しましょう。

 

また、世紀の発見や発明をした際に自分の功績だと表示するものとして

『特許申請』を出すこともありますが、この特許は行政法における特許と別物です。

 

そこは区別して覚えてください。

 

 

・認可

認可は私人との契約に補充を行うことで法律の効果を発生させることを指します。

 

具体例は

  • 農地の所有権を移転させる行為
  • 運賃の設定にかかる認可
  • 河川占用権の譲渡

です。

 

我々は何かビジネスを運営する際において国からGOサインを貰わなくてはならない時があります。

 

そのGOサインが認可なんですね。

 

特許とは異なり、行政側が裁量的に認可をしないという決定を下すことはできません。

 

認可を貰っていない行為は無効の対象にはなりますが、禁止事項に反したわけではないので罰則の対象にはならないです。

 

 

4.準法律的行政行為

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準法律的行政行為は行政の裁量が一切働くことなく、法律の要件に従って効果を発揮させる行為を言います。

 

とはいえ、法律的行政行為と準法律的行政行為の区別は絶対的に適切だとも言い難く、さまざまな批判が専門家からなされています。

 

一応準法律的行政行為となるものを挙げると

  • 確認
  • 公証

が該当するとされるのが一般的です。

 

他にも

  • 受理
  • 通知

がありますが、ここでは割愛します。(あまり試験では問われないので)

 

 

・確認

確認はある事実や法律関係の存在または真否を確定させる行為です。

 

具体例として挙げられるのが

  • 建築確認

ですね。

 

これは法律上で争いのある事実関係を判断する行為が対象となります。

 

 

・公証

次に解説する公証とは、確認と違って争いのない事実関係を公に証明する行為を指します。

 

例として挙げられるのが

  • 運転免許証の交付

ですね。

 

もう既に要件が備わっている事実を行政がきちんと証明することで法律上の効果を与えます。

 

 

5.まとめ

今回は行政行為の種類を

『公務員試験レベル』に合わせて説明しました。

 

行政書士だともう少し細かく勉強する必要があるので、その辺りは注意してください。

 

記事をまとめると

 

行政行為には

  • 法律的行政行為
  • 準法律的行政行為

があり、

 

法律的行政行為

  • 命令的行為
  1. 下命
  2. 許可
  3. 免除
  • 形式的行為
  1. 特許
  2. 公証

辺りが確実に抑えるべき内容です。

 

一方で準法律的行政行為

  1. 確認
  2. 公証

を抑えるようにしましょう。

 

後は他の参考書も読んで勉強に励んでください!

 

ご覧いただきありがとうございました!

 

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