やまとの塾長の教室

これからの時代を生きるための教育と勉強

行政法を勉強!行政行為の附款って?

どーも、やまとのです!

 

公務員試験の勉強ということで今回も行政法をまとめていきましょう!

 

ただ、行政法に関しては一度ここで休憩とします。

 

また他の科目に行きつつサイクルで行政法に戻るようにしましょう。

 

さて、今回勉強する内容は

行政行為の附款

です。

 

附款って何じゃ?

と思うかもしれませんが、順を追って説明していきますね!

 

今回のポイント

  • 行政行為の附款を押さえる

 

 

 

1.行政行為の附款とは?

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まず、附款(ふかん)は一体何かというと

「行政行為の主たる意思表示に付加される行政庁の従たる意思表示」が定義とされています。

 

例によって意味がチンプンカンプンですが、

感覚的にはおまけと捉えておくといいでしょう。

 

『ポケモンパン』が主たる表示だとすれば、

附款は『ポケモンシール』です。

 

行政行為でもメインとは別の意思表示たるものが存在します。

 

附款の例を挙げれば

  • 条件
  • 期限
  • 負担
  • 撤回権の留保
  • 法律効果の一部除外

などが挙げられます。

 

これらの効果は後述しますね!

 

附款は行政行為を制限するものであるため、一般的には

「附款を付ける旨法律に明示されること」が条件となります。

 

しかし、行政の裁量によって附款を付けることも可能です。

 

必ず法律の根拠が必要だというわけではありません。

 

 

2.附款の中身を説明

さあ、またやってきました。

種類をどんどん詳述していくスタイルです。

 

今回は項目が5つあるので結構読む方も大変だと思います。

 

上手く取捨選択しながら整理してくださいね!

 

 

・条件

条件は将来に起こる不確実な事実にかからせる附款です。

 

これだけだと何言っているか分かりませんが、要は

「もし、~が起こったら」という起こるかどうか分からないものを前提に行政行為の効果を発揮させる附款となります。

 

事実が発生したときに効果が生じるのを

停止条件といいます。

 

例を挙げれば

「試験に合格したら普通自動車免許を与える」

というシステムが停止条件ですね。

 

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条件が整えば、行政行為の効果が発揮されるものです。

 

一方で事実が発生したときに効果が消滅するのが

解除条件です。

 

これは

「災害が発生したら道路工事を中止する」

という内容が該当します。

 

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停止条件とは逆に条件が整ったら、行政行為の効果は無くなってしまいます。

 

 

・期限

期限は条件とは違って、将来に起こる確実な事実にかからせる附款です。

 

我々は仕事においても書類の提出期限が設けられるなんてことは日常茶飯事に起こります。

 

「来週までに提出しなさい」などと言われるかと思いますが、地球が回っている限り来週という概念は必ず存在します。

 

これが『確実な事実にかからせる附款』の意味です。

 

では、例えば『○○さんが出世するまで』というような不確実な事実には期限を設けることができないのでしょうか。

 

答えはです。

不確実な事実に関しても、期限を設けることはできます。

 

条件や期限は『民法』でも習う内容なので、大枠を押さえておいて損はないでしょう。

 

 

・負担

『負担』という言葉も日常生活でよく使われます。

 

これは行政行為に付け加えて、さらに相手へ特別な義務を生じさせる附款です。

 

例えば、僕なんかもそうですがある一定の視力がなければ、自動車を運転する際にメガネやコンタクトレンズが必要となりますよね?

 

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このメガネ及びコンタクトレンズにかかる義務が

負担です。

 

負担はもちろん履行されなければなりませんが、それが無くとも行政行為の効果は当然に失われることはありません。

 

 

・撤回権の留保

これは、この行政行為は撤回することができる旨を伝え、撤回する状態を作り出す附款です。

 

道路工事するといっても、状況に応じて中止となることもありますよね?

 

これが行政行為の撤回となります。

 

行政は撤回する状態を保ち続け、いざその時が来たら附款を発動させるんですね。

 

ただし、実際に撤回するとなると私人(国民)の負荷がかかるでしょう。

 

そのため、撤回をする場合には

実質的な理由が必要とされています。

 

 

・法律効果の一部除外

最後に法律効果の一部除外を見ていきましょう。

 

これは、行政行為に付着しているはずの法律の効果を除外する附款です。

 

僕自身も以前は公務員として市役所に勤務していました。

公務員は出張するときに基本的には

旅費が支給されます。

 

しかし、僕は経験したことないですが、一部の業務では出張に対して旅費が支払われないこともあるそうです。

 

旅費は法律の効果の一部なのに支払われないとなれば、法律効果の一部除外が発動されたといえます。

 

そして、この附款は本来認められている効果を制限するものなので

法律の根拠がなければ一般的に発動できません。

 

 

3.まとめ

今回は公務員試験の行政法における附款を解説してみました。

 

附款は

  • 条件
  • 期限
  • 負担
  • 撤回権の留保
  • 法律行為の一部除外

の5つがあります。

 

公務員試験では、とりあえず定義と発動にかかる条件といった基本的な内容を押さえていれば、問題なく回答できるでしょう。

 

自身が持っている問題集の内容と見比べながら、ぜひ公務員試験の勉強の参考材料にしてみてください。

 

ご覧いただき、ありがとうございました!

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