どーも、やまとのです。
今回は現代の社会において未だ問題となっている不登校について考えていきます。
不登校ユーチューバーでお馴染みのゆたぼんくんは中学校に入学しても学校には行かない宣言をしています。
いろいろな形で不登校になるケースがあるかと思いますが、1人の子どもの未来がかかっているので我々大人は真面目に考えなければなりません。
1.いじめ問題について
不登校の理由として1番多いのが
「友達と上手くいかない」です。
これは通信高校ナビが2019年8月に出した結果のようですね。
それを細分化していくと決して高い割合ではないですが、『いじめ』も原因の1つとして数えられています。
いじめ問題は子ども特有のトラブルとも言い難く、大人の世界にも少なからず存在しています。
もちろん、教師間でもいじめは問題視されているのは皆さんもご存知の通り。
近年だとカレーライスを同僚教師の口に無理やり入れるという幼稚な行動がニュースで出されました。
いじめを無くすのは不可能であり、時には法律を持ってしてでも制裁を加えなければならなくなるでしょう。
よくいじめられた児童や生徒が不登校になりますが、僕はこれ自体がおかしいと思うんですよね。
義務教育だと『普通教育を受けさせる義務』があるので、いじめっ子を出席停止にはできても退学までは追い込めませんが。
2.なぜ被害者の負担に?
いじめ問題の解決法。
中には
「引っ越して環境を変えるべきだ」
という意見もありましたが、引っ越しといっても親の仕事の都合上で負担はありますし、そう簡単にできるものではありません。
確かに環境を変えるのは重要かもしれませんが、そもそも被害者がそうならざるを得ないのはおかしい話ではないですか?
それに例え引っ越してもその先で同じくいじめにあったらどうしますか?
また引っ越ししなければならないのでしょうか?
そう考えれば「引っ越せばいい」というのはあまりにも無責任すぎる意見だと僕は考えます。
本来なら加害者が罰を受けなければならない問題です。
義務教育には『停学』という処分はありませんが、『出席停止』を下すことはできます。
そこには他の児童に対する暴力(身も心も)も該当します。
今後生きていく上でも、罪を犯したらある程度の刑罰を受けなければならないのを自覚させる上でも重要です。
3.加害者の実名は晒せはNG
最後に「加害者の実名を晒せ」という意見もちらほらと見かけますが、それは絶対にNG事項です。
新たないじめを生む要因になります。
それも最もタチの悪い、
「不匿名多数によるいじめ」。
誰が見ているか分からないネットに晒され、延々と叩かれるのはハッキリ言って地獄です。
これを言えば、被害者が亡くなったら加害者も責任を負うべきじゃないかと反論を受けるかもしれません。
感情的に分からなくはないですが、少なくとも我々に追い込む権利はないですよね?
そうなったら今度は我々が責任を負わなければなりません。
確かに加害者のやった行為は許せません。
それ相応の罪を負わせるべきだと考えます。
SNSを通して批判もするでしょう。
ただ、実名晒すような真似は我々にはできないはずです。
4.不登校児は学校に行くべきか
最後に、この問題について議論していきますが、僕的には
「学校へ行かせることが必ずしも解決策に結びつかない」
と思っています。
本来の問題が解決されていないのにもかかわらず、学校へ行かせようとすれば同じ問題が再発してしまいます。
それでは、以前よりも心の負担が大きくなってしまうでしょう。
非常にリスキーで、絶対にやってはいけない行為です。
また、昭和の精神論でいじめっ子を見返せと大人が強いるのも危険だと考えます。
確かに自らが奮い立って、いじめっ子を見返したケースはあります。
しかし、それは児童や生徒自身の気持ちを優先すべきであって、大人が強いるのは虐待同然です。
「弱い」とは言いますが、親子でもこれまで辿ってきた道は全然違います。
性格も異なるのに押し付けるのは本当に危険です。
「あなたのため」だと考えるかもしれませんが、これはパターナリズムといって時には親子の関係をも壊してしまう恐ろしい指導法だといえます。
わざわざ自らが辛いところに身を置く必要はありません。
だから、無理して学校に行くのは止めましょう。
5.ただし勉強は大事
無理して学校に行くことはしなくてもいいですが、勉強自体は非常に大切です。
学校へ行かずとも、知識や技術だけならホームスクーリングや保健室登校で勉強できます。
確かに理科の実験や体育などは学校でなければ、触れ合う機会が少なくなるかもしれません。
しかし、教室に入ることのリスクを踏まえると致し方ない部分なのかなとも思います。
極論を言えば、前半に述べた通り「いじめっ子が学校に来るな」という話なんですけどね。
それが難しいのであれば、不登校の児童や生徒には彼らしかできない経験を蓄えさせるべきです。
6.まとめ
今回は「いじめ」を原因にして不登校となった児童や生徒への対策を、自分なりに考えて書いてみました。
私は教員免許を取得しており、実際に学校の現場を見たこともあります。
その当時も不登校の生徒が何名かいました。
原因までは分かりませんが、世の中にはいじめを苦に学校へ行けない方はたくさんいます。
その方々に手を差し伸べるべく、僕自身もホームスクーリングの整備に携われるよう頑張っていきたいです。