どーも、やまとのです。
皆さんは定期試験をどのような勉強法で攻略していますか?
また学校等で行われる模試はどのように勉強していますか?
これらは試験という類で言えば共通ですが、求められる勉強法は大きく異なります。
1.定期試験とは
定期試験とは、期末までに習った内容をおさらいする試験です。
基本的には学習指導要領で1年に習わないといけない範囲が定められているため、大方定期試験で出題される分野は決められています。
しかし、授業の進み方は学校ごとに異なるので、必ずしも範囲が一致するわけではありません。
主要科目のみならず、保健体育や音楽等の科目も対象となることがありますね。
あくまで5段階評価を決める試験なので、一回の失敗で大きく今後を左右することはありませんが、内申点には考慮されます。
最低限の備えはしておくのがベストでしょう。
2.定期試験は教科書でOK
定期試験は基本的に教科書とワークを使えば事足ります。
100点余裕ということでもありませんが、「5」を取るだけであればその他のテキストを要することはないでしょう。
特に国語や英語は、授業で習う物語をしっかりと押さえるようにしましょう。
国語の場合は、漢字で落とさないことが大切です。
また、接続詞の穴埋め問題も取りどころと言えますね。
英語は単元ごとに主役となる文法があるので、それを使えるようにしていきます。
他の科目も含め、ワークを解くのは必須です。
3.ワークは直接書くな!
ワークは恐らくほとんどの科目で提出義務があるかと思います。
ですので、基本的には書き込んで、もしくはノートに書いて提出するようになります。
ワークに直接書くのは個人的にあまりお勧めしません。
提出用のノートは先生にいろいろ言われるかもしれませんが、なるべく簡潔にすることがコツです。
問題文とか面倒くさい部分は写すことせず、ページ数や問題番号だけは書くようにしましょう。
どのページの問題をノートのどこに書いたかが分かれば良いだけですからね。
提出用のノートを完成させたら、次は頭に問題に慣れるだけなので、チラシの裏とかに書く程度で十分です。
この時、一度解いたところが間違えていた部分は✔️(チェック)を入れると良いでしょう。
4.模擬試験と定期試験の勉強法
ここで、模擬試験の勉強について解説します。
模擬試験は受験勉強の練習です。
つまり、基本的な出題方法は入試とそこまで違いはありません。
予備校によっては難しく問題が設定されているところもあります。
定期試験は付け焼き刃でも何とかなることはありますが、模擬試験ではまず通用しないと考えていいです。
受験期じゃない頃は結果に一喜一憂することはありませんが、自分が全国的に見てどの位置にいるのかを参考にするといいでしょう。
【5.模擬試験の勉強法】
模擬試験の難しいところは、ある程度の型は決まっているものの、出題される範囲が広いということです。
平均的な進捗度を参考にしているので、稀に学校でまだ習っていない範囲も出てきます。
模擬試験の勉強法は
- 教科書読書
- ワークの理解
ですね。
定期試験とあまり変わらない気もしますが、意識すべきポイントを変えていかねばなりません。
定期試験の場合は、基本的にワークをそのまま覚えるような形でも問題は無いです。
もちろん、先生ごとに対策は異なりますが、とりあえず機械的に覚えてしまうだけでも事足ります。
ただ、模擬試験はその知識をある程度応用しなければなりません。
単純な暗記ではなく、その先にある『理解』を意識する必要があるんですね。
6.教科書は隅まで読む
では、内容を理解するためにはどのような意識付けが必要なのでしょうか?
それらをまとめてみると
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教科書は隅まで読む
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資料集にも目を通す
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綺麗なノートに固執しない
の3点が非常に大切です。
教科書は隅まで読む
「教科書は大事なところが太文字で書かれている」
と勘違いする方が多いのですが、太文字はあくまで最低限覚えないといけない内容です。
教科書に書かれていることはすべて大切なので、しっかりと目を通すようにしましょう。
情報量が多いと記憶しづらくなると思いがちですが、あらゆる情報が結びつくことで記憶は強固なものになります。
コラムとか、右下に書かれているポイントにも目を通すようにしましょう。
資料集にも目を通す
同じような理由で、資料集にも目を通すことが大切です。
加えて、資料集は写真や画像を多数用いているため、教科書の文字をイメージしやすくなります。
文字を文字のまま覚えるのは実は大変で、頭の中で描いたイメージと結びつけることで暗記もまた楽になっていきます。
資料集を全く使わない方も多いのですが、社会や理科は特に必須アイテムといえますね。
綺麗なノートに固執しない
最後に、綺麗なノートをつくろうとすると、頭が記憶に働きづらくなります。
何事にも目的を持つことが大切です。
なぜ、ノートを取るのかといえば、あくまでアウトプット術で記憶の促進を図るためですよね。
アウトプットとは、一度記憶したものを声に出したり、文字に起こしたりして吐き出す作業を指します。
脳科学や教育心理学の世界でも、アウトプットの方が記憶に残りやすいというのは既知の事実です。
そういった目的を忘れないことを前提に、ノートを取るようにしてください。
ただ、写すだけとかももちろんダメですよ。
7.暗記は知識を噛み砕け!
勉強しているけどイマイチ頭に入らない。
そういう悩みを抱える方に多いのが、精緻化が甘いことです。
精緻化とは、知識を細かく噛み砕くことですが、そのまま丸呑みで覚えようとするから記憶として定着しにくくなるんですね。
そして、知識を噛み砕けない要因として、言葉の意味を理解できていないということが考えられます。
ですので、勉強する際には国語辞典を備えておくといいでしょう。
もしくは電子辞書をあらかじめ購入しておいても良いかもしれませんね。
まず、日本語は基本中の基本です。
ただし、世界から見ても難しい言語として挙げられるので、中高生で完璧になるわけがありません。
勉強している内容のみならず、付随する言葉の意味をしっかりと理解できるよう、補佐役となる辞書は常備しておくことが大切です。
英語の勉強においても、英和辞書は必要不可欠ですね。
8.今日のまとめ
定期試験と模擬試験はそれぞれ勉強方法が異なります。
定期試験は学校の授業を覚え、模擬試験は学校で習う範囲を理解することが大切です。
いくら定期試験に強くても、一般受験をするのであれば同じ勉強法では太刀打ち不可能となります。
それぞれ勉強で意識しなければならないことを押さえ、着実に点数を伸ばせるように頑張りましょう!