公務員試験の専門科目で、比重が大きくて難易度も高い分野が民法です。民法は「Ⅰ」と「Ⅱ」で分かれており、覚える内容も比較的多い特徴があります。
この記事では、公務員試験を受験される方に向けて民法のおすすめな勉強法を解説します。記事の内容を参考に、民法で点数を落とさないように勉強を進めてください。
公務員試験の民法
公務員試験で出題される民法は、専門科目の中でも難しい科目に分類されます。
国家公務員試験や地方上級公務員試験を合格するためには、民法をどのように勉強していくかがカギを握ります。
なぜ、民法が公務員試験において難易度の高い科目に挙げられるのかをお話ししましょう。
六法の中でも条文が多い
民法が公務員試験で厄介な存在になる理由は、条文が1050条にもわたることです。
無論、全てを覚える必要は一切ないのですが、条文が多いということは出題される範囲も広がることを意味します。
そのため、広く浅くの勉強法が求められるようになるのです。
狙われやすい範囲も公務員試験の種類によって異なり、殆ど狙われない分野もあるものの対策は難しいといえます。
2020年に大改正がなされた
2020年に民法の大改正がなされました。
これから取り掛かる方にとってはいいかもしれませんが、公務員試験の浪人生や改正前の頃から勉強していた方は勉強をし直さなければなりません。
この大改正は、民法を使う試験を受験される方(司法試験、宅建等)も手を焼いたのではないでしょうか?
もちろん、テキストを買い直すことも必ずしなければなりませんが、改正前の条文と見比べたい時に備えて『ポケット六法』の購入をオススメします。
六法全書だと金額も高いですし、公務員試験には全く割りに合いません。
ポケット六法でも民法の改正前と改正後の条文が書かれてあるので、他の法律科目の対策も踏まえて購入してみましょう!
公務員試験ではテキストさえ買えば十分ですが、もし判例も条文と一緒に調べたい方は判例六法も買っておくのも選択肢のひとつです。
民法のオススメ勉強法2点
民法の難易度が高い理由は、出題範囲が広いためです。
勉強しなければいけない部分が多く、結果的に他の科目を対策する時間も削られるのが難点となっています。
しかし、内容自体はそこまで難しいものでもありません。正しい勉強法を意識すれば、簡単に理解が追いつきます。
編や章ごとにまとめる
民法は大きく分けて5つの「編」に分かれます。
- 総則
- 物権
- 債権
- 親族
- 相続
さらにそこから「章」という形で細分化されていきます。このように、民法において重要な勉強法が「編」や「章」ごとに整理することです。
公務員試験では「編」はどれも出題されると用意すべきですが、「章」は極めて頻出度が低いものもあります。頻出度も含めて、勉強の優先順位を決めることが大切です。
とはいえ「編」や「章」が違うものでも、これらが関連し合うケースもあります。
例えば未成年者の法関係について勉強するのは、主に総則の項目です。しかし契約の話になると、少なからず債権の内容も絡んできます。
とある「編」で勉強した内容が、他の「編」に応用形式で出題されるのが民法の基本です。「編」や「章」ごとにまとめつつも、全てに繋がりがあるのを忘れないでください。
イメージを心がける
さらに、民法はイメージを心がける勉強法を意識しましょう。
法律全般にいえることではありますが、特に民法は我々の私生活におけるルールを設けた法典です。
普段の生活で民法が規定しているような場面に遭遇し得るため、行政法みたいな科目よりかはイメージはしやすいでしょう。
ただ、公務員試験ではどのテキストも内容が若干薄まります。
『抵当権』のように複雑な内容もあるので、その辺りも踏まえてしっかりと頭の中で理解できるかどうかが大切です。
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僕のブログの方では、テキストや問題集とは違った視点から民法を紹介できればなと思います。
勿論、試験に合格するためには問題集やテキストを重視した勉強法を意識しなければなりません。
僕のブログを読めば参考書等を買わなくてもいいとかそういうわけではないです。必ず各自で集めるようにしましょう。
ただ、もしかすると参考書や問題集だけでは理解できない部分もあるかもしれません。
このブログでは違った視点からアプローチをするので、理解の深まりに役立てればなと思います。
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民法の勉強法のまとめ
この記事では、公務員試験の民法をどのように勉強すればよいかを解説しました。
民法は
- 条文が多い
- 大改正が行われた
という点で難しい科目となっています。
しっかりとイメージを膨らませて勉強するのが大切です。
これからも、民法攻略へ向けた勉強法における記事の更新を続けていきます。今後の更新も楽しみにお待ちください。