どーも、やまとのです。
本日、Twitterを見ていたら悲しい事件が起こってしまいました。
旭川いじめ自殺問題はこのブログでも何度か取り上げましたが、
ご遺族の方に誹謗中傷が寄せられたそうです。
その投稿に対処すべく法的措置を検討しているようですが、どうして誹謗中傷は無くならないのでしょうか?
今回はSNSの誹謗中傷における対処法を書いていきます。
1.誹謗中傷が無くならない理由
まず、誹謗中傷がどうして無くならないのかと書きましたが、僕自身消滅するものだとは思っていません。
犯罪やいじめと同じで、
SNSを使った誹謗中傷もまた
理性をコントロールできない方の仕業だからです。
誹謗中傷する方は僕に言わせれば
『依存』の一種だと思います。
タバコや酒を止めたくても止められない方がいるように、誹謗中傷もまたやらないとスッキリしない方が一定数いるのでしょう。
人は快感を得られると脳から
ドーパミンという物質を出します。
この物質は快楽を味わせて心をコントロールする分には良いのですが、支配されてしまうと体が物足りなさを覚えます。
結局、どんどんドーパミンを求めるがために知らず知らずのうちに依存してしまうのです。
加えて、人間には誰かを攻撃しないと自我が保てない方もいます。
イルカやゾウですらいじめがあるようなので、そこそこ知能のある生物の本能といえるかもしれません。
だからといって、肯定するわけではないですよ。
人間には理性が備わっているので、
本能に躍らされるようなことがあってはいけません。
2.SNSの誹謗中傷への対処
さて、何度もブログで書きましたが、
こんな私もかつては誹謗中傷の被害に遭ってきました。
SNSにおける誹謗中傷の対処法として、優先的に考えるべきは『法的措置』です。
ただ、私もそうでしたが法的措置の準備が面倒で結局やりたくなくなるんですよね。
それでも訴訟を起こすぞという
『アクション』は大事だと考えます。
具体的にどう対処すればいいのでしょうか?
・証拠を押さえる
まずは何よりも証拠を必ず押さえるのが大事です。
Twitterであれば、
・ツイートのスクショ
・リンク
の2つ記録するようにしましょう。
ツイートだけだと場合によっては
追えなくなる可能性もあるそうです。
これは僕のツイートの一部ですが、リンクは右下にある上向きの矢印ボタンからコピーできます。
【アプリ版】
①♡の隣の矢印ボタンをタップ
②リンクをコピー
③メモ帳などに貼り付ける
この作業だけで簡単にツイートのリンクを記録できるので確実にしておいてください。
ブラウザ版でも同様の作業になります。
基本的な操作方法は変わらないので、手順に沿って残しておきましょう。
・警察に相談
現在ではSNSの誹謗中傷も行政で問題視されています。
警察側も名誉毀損罪や侮辱罪の事件として取り扱えそうなものなら、
積極的に話を聞いてくれるでしょう。
事件性を心配する人がいるかもしれませんが、このような誹謗中傷の書き込みは既に事件そのものです。
誹謗中傷だと基本的に書類送検だと思いますが、検察が起訴すれば刑事裁判の対象にもなります。
女子プロレスラーの件でも、誹謗中傷をした男性が侮辱罪の判決を下されました。
今後は厳罰化も検討されているため、
さらに警察の目も厳しくなるのが期待されます。
侮辱罪の厳罰化に関しては、
こちらの記事で取り上げていますので参考にしてみてください。
・弁護士に相談
他にも、弁護士に相談するという対処もあります。
弁護士への相談は一般的には民事訴訟を行うような場合です。
刑事訴訟で罪が確定しても、
前科がつくというだけで被害者側にはそこまで見返りは得られません。
損害賠償請求を求めるのであれば、別口で民事訴訟を起こす必要があります。
ただし、民事訴訟の場合だと仮に勝訴できなかった場合は裁判費用を払わなければなりません。
10:0で勝訴できたとしても、
弁護士費用やその他費用は普通にかかります。
ちなみに刑事裁判は裁判費用が基本的にはかかりません。
社会を正すための裁判ですから当然といえば当然ですね。
しかし、民事訴訟は法律を使った喧嘩です。
人間同士の争いになるので、そこに付き合う司法にはしっかりとお金を支払うというシステムになっています。
弁護士は相談だけであれば、
法テラスといって無料で行っている方も多いです。
一部、相談だけで多額な費用を貰うような弁護士もいるようなので、連絡する前に評判をあらかじめ調べておきましょう。
民事訴訟を本気で考えているのであれば、相談する弁護士も何人か候補に挙げるべきです。
その中で頼りになる方を見極めていくのがコツといえます。
3.嫌なら見るなは『論外』
SNSの誹謗中傷に関する対処として、いっそのこと辞めてしまうのも1つの方法です。
だからといって、誹謗中傷しているような人間が
「嫌なら見るな」と意見するのは違います。
本来、辞めるべきは誹謗中傷をする側であって、される側の人間が辞めるというのはおかしな話です。
辛いからSNSを辞めるのは1つの方法ですが、それを加害者が言う資格などありません。
「いじめられるのが嫌なら学校に行くな」みたいな話は通用しないでしょう?
これと同じ話ですよ。
それだけは絶対に勘違いしてはいけません。
SNSで誹謗中傷しかできないような人間こそ排除されるべきであり、これが本当の意味での最たる対処です。
4.まとめ
今回はSNSにおける誹謗中傷へどう対処すべきかを書いていきました!
この3点は押さえてください。
SNSは情報収集で必要な方もいるでしょう。
被害者が辞める必要はありません。
辞めるのも対処法の1つですが、
強要されるものではないです。
令和の時代、誹謗中傷に関する取り組みが強化されているので、少しずつ行政も動きやすくなると思われます。
1人で抱え込まず、まずは周りにしっかりと相談しましょう!
ご覧いただき、ありがとうございました!