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選挙の投票は有効と無効をどう決める?正しい書き方について

我々の生活において、重要な制度となっているのが衆議院選挙です。

18歳になったばかりの方は、あまり選挙の仕組みも理解できないかもしれません。

ただ、せっかく行ったのにも関わらず、ルールから逸脱して無効投票になるのは勿体ありません。

今回は

  • 有効な投票
  • 無効な投票

の条件を元公務員が解説しましょう!

 

無効な投票5つ

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選挙で投票が無効になるパターンは大きく分けて5つあります。

  • 所定の投票用紙を使わない
  • 候補者以外の名前を書く
  • 2人以上の候補者氏名を書いた
  • 自分以外の者が書いた
  • 何書いてあるかわからない

最低限、この5つは守りましょう。各々の内容をもう少し深く見ていきます。

所定の投票用紙を使わない

選挙は必ず各エリアで、所定の投票用紙が渡されます。

自分で持ってきた紙とかに書いても、有効の投票とは認められません。選挙に必要なのは、事前に自治体から貰ったハガキくらいです。

実際に投票所へ到着したら、あとは職員の指示に従うようにしてください。

ついでに、用紙を渡されたら「2枚重なっていないか」も確認した方がいいです。

投票用紙は地域の人口分しか用意されていません。いわゆる二重交付にあたり、後々自治体にとって大問題となります。

もちろん2枚を重ねて渡した職員側が悪いのですが、投票する側も確認しておくと安心です。

候補者以外の名前を書く

候補者以外の名前を書いたり、指示に沿っていない内容を記載したりした場合も無効扱いとなります。

衆議院選挙であれば、基本的に以下の3種類に分かれています。

  • 衆議院小選挙区選挙
  • 衆議院比例代表選挙
  • 最高裁判所裁判官国民審査

衆議院小選挙区選挙は、「候補者氏名」を書く選挙です。立候補者の氏名は投票用紙を記載するボックスに貼り紙があるため、そちらを参考にしてください。

一方で衆議院比例代表選挙では、候補者氏名ではなく「政党名」を記載します。こちらもボックスにある貼り紙をチェックしておきましょう。

最高裁判所裁判官国民審査は「辞めてほしい裁判官」の欄に『×』を書くスタイルです。特に辞めてほしい裁判官がいなければ、空欄のまま提出して問題ありません。

2人以上の氏名を書いた

2人以上の候補者氏名を書くことも投票が有効に働かないミスです。

比例代表も同じで、2つ以上の政党名は記入できません。(無効です)

最後の最後までどちらを選ぼうか、迷うこともあるかもしれません。

それでも、投票する時にはしっかりと決めてくださいね。

自分以外の者が書いた

特別の事情がなく、本人以外の人間が投票することも無効とされます。

選挙は5つの原則がありますが、その中の「直接選挙」の原則にあたります。

直接選挙に則り、代表となる議員や政党を投票者自身が決めなければなりません。

しかし中には体の不自由な方もいるため、選挙では「郵便による投票」を認めています。

  • 身体障害手帳1〜2級(両下肢、体幹、移動機能)
  • 身体障害手帳1〜3級(内臓関連)
  • 戦傷病者手帳第2項症(両下肢、体幹、移動機能)
  • 戦傷病者手帳第3項症(内臓関連)

他にも「代理投票」といって職員が代わって記入する方法もあります。

  • 症状で手が震えて書けない
  • 鉛筆を上手く持てない 

上記の理由で選挙時に困る方もいるはずです。そのときは投票所に着いたら、係の人に相談しましょう。

こうした理由がないにもかかわらず、職員が勝手に代筆したら投票は無効になります。

選挙の原則については、下記の記事で詳しくまとめているのでご覧ください!

何書いてあるか分からない

結構ありがちですが、字があまりにも乱雑だと有効にしてもらえません。

字が汚くても読めたら問題ないものの、何書いてあるか分からない票はアウトです。最低限読める程度の文字を書くように心がけましょう。

障がいによって上手く書けない場合は、上記の代理投票を推奨します。

ただし、代理人を勝手に連れてきたら無効な投票になってしまいます。必ず職員の方へ相談してください!

 

有効な投票になるケース

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基本的なルールさえ守っていれば、余程のことがない限り「無効」にはなりません。とはいえ、機会もさほど多くない選挙では思わぬミスも付き物です。

次に間違えたとしても「有効になる」ケースを紹介します。

名前を間違えた

ボックスに名前が貼り出されているとはいえ、うっかり名前を間違えることもあるかもしれません。以下のようなミスをしても、基本的には有効になります。

  • 漢字間違い
  • 平仮名を漢字にした

少しでも有権者の意思を尊重するためです。

しかし全く別の名前を書いたら、投票は有効にはならないので気をつけてくださいね。

苗字だけを書いた

たまに苗字だけを書く人もいます。

フルネームで記載するべきですが、一応有効にはなります。

一方で起こり得る厄介なケースが、候補者に同じ苗字がいた場合です。

例えば、

  • 佐藤まんじゅう(甘党)
  • 佐藤かきのたね(辛党)

と苗字が同じ候補者がいたとしましょう。

当該状況で「佐藤」と投票したら、まんじゅうとかきのたねの2人に案分されます。

1投票を1ポイントと考えれば、0.5ポイントずつ振り分けられる感じです。

それでも意思の半分しか反映されないので、きちんとフルネームを書きましょう。

 

まとめ

今回は選挙について、大きく2つのケースを紹介しました。

  • 無効になる投票
  • 有効になる投票

とりあえず、淡々と職員の指示を聞けば全く問題ありません。分かりやすく工夫されているので、若い方も足を運んでみてください。

皆さんの一票によって日本の政治は大きく変わります。いろいろと忙しいとは思いますが、自分なりに調べたうえで積極的に投票へ参加してみましょう。