どーも、青二才ヤマトノです。
前回の記事で高校ラグビー花園を取り上げてみましたが、皆さんご覧になったでしょうか?
2019年にラグビーのW杯が開催され、少しずつ知名度も上がってきているのかなと思います。
今回の花園決勝戦もまたお互いの魂がぶつかり合う素晴らしい試合でした。
【1.結果発表】
試合をご覧になった方は分かると思いますが、決勝戦の結果は32-15で神奈川県の桐蔭学園が優勝しました。
本当におめでとうございます!
今大会は1回戦から名門校である茗溪学園と対戦するなど、厳しい戦いが続きました。
その中でも着実に進化を遂げながら最終的には高校生離れしたパフォーマンスで見ている方々の度肝を抜きました。
次の項目から詳しく決勝戦の様子を語ってみましょう。
【2.決勝戦のポイント】
高校ラグビーはまず最初の5分間が肝心です。
ここでしっかりと攻め込むことができるかどうかで後半戦以降に大きく響きます。
京都成章高校は前半の立ち上がりで先制点を取るなど果敢に攻めることはできていました。
ただ、桐蔭学園のプレッシャーによって前半からミスは重なってしまいます。
対する桐蔭学園も立ち上がりはハンドリングエラーなどの細かいミスが見られました。
これも京都成章のプレッシャーや気温などといった様々な要因があったのかなと考えます。
前半戦は10-10の同点で折り返しました。京都成章がトライ&キックで7点を獲得しての折り返しなので、後半に良い風が吹くかなとも思えました。
しかし、後半戦の桐蔭学園は磐石という言葉がピッタリなくらい隙が無かったですね。
オフェンスでも圧巻の攻めを披露。
フォワードで成章ディフェンス2、3人を吹っ飛ばし、バックスが華麗にかわしてすぐさまゲインしてきます。
特に4本目のトライは全員でパスを繋いで取り切りました。
これは、日本代表がスコットランド代表との試合に見せたオフロードパスの連続によるトライに近いプレーだと思います。(稲垣選手がフィニッシュで押さえたトライですね)
前半戦から桐蔭学園の貫禄が凄いなと思っていましたが、その強さは後半に見事発揮されました。
しかし、京都成章もよく最後まで走り切りました。最後のトライは爪痕を大きく残すプレーとなりましたね。
【3.スポーツを評価する上で】
今回の桐蔭学園は花園で全チームに30点以上を獲得して勝利しています。
失点も決勝戦の京都成章による15点が最も大きい数字です。
非常に安定したゲームコントロールで頭一つ抜けていたと感じました。
しかし、その桐蔭学園も県大会決勝戦では東海大相模に16-14とかなり接戦に持ち込まれたのです。
その結果を知っている方は、実質東海大相模が最も桐蔭学園を追い詰めた、または全国2位と評価する方もいます。
先に言いますが、東海大相模も非常に強いチームです。
事実、関東代表で花園に出場し、3回戦までコマを進めています。
ただ、県大会と花園ではお互いの成長度合いも違いますし、これを一緒にして語るのは違うと僕は考えます。
東海大相模は3回戦で御所実業と対戦し、惜しくも敗れてしまいますが、桐蔭学園はその御所に50-7と大差をつけて勝利しました。
相性もありますが、今大会の桐蔭学園は県大会〜花園の試合を通してどんどん成長していったと見るべきです。
少しこのような評価の仕方には疑問を抱きました。
ドッジボールも同じで、夏の全国大会と春の全国大会をごっちゃにして評価してはいけません。
体格も全然違いますし、技術は夏と春で大きく変わります。
スポーツというのは、その時の点数だけでは語ることができないさまざまな要素があります。
この奥深さがスポーツの醍醐味であり、ここまで分かるようになると、いざ自分の子どもがスポーツするようになった時に役立つと考えています。
【4.ラグビーは最高のスポーツ】
最後にラグビーは本当に最高のスポーツだと主張します。
特に今年の花園は凄く面白かったですね。
石見智翠館vs東福岡
京都成章vs春日丘
流経大柏vs常翔学園
そして東福岡vs東海大仰星などなど。
関係者だったら胃がキリキリ痛みそうな大接戦がたくさんありました。
まさしく100回記念に相応しい素晴らしい大会でした!
宮城県も仙台育英高校の監督が退任し、新たな歴史が刻まれようとしています。
新しい形で育英高校が引き続き王者となるのか、それとも他の高校が王者を奪取するのか?
普段はドッジボールの記事を中心に書いていますが、ラグビーもまた今後注目していきたいですね。