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読解力を鍛える簡単トレーニング!仕事にも活かせるスキル

学生を対象に試験した結果、日本人の読解力は年々低下しているそうです。読解力は簡単なトレーニングで鍛えることができるので、大人になっても覚えておいて損はありません。

SNSやブログ、電子書籍も身近な存在になったため、読解力はさまざまな場面で求められています。仕事にも影響を与えるので、決して疎かにしてはいけません。

この記事では、具体的なトレーニング法について解説しましょう。

 

読解力がない人の特徴

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読解力のない人の特徴は、大きく3つに分けられます。

  • 文章を最後まで読まない
  • 指示語を読み取れない
  • 行間が読めない

これらの原因を掴むだけでも、読解力の改善に役立ちます。よく見られるケースも挙げながら解説しましょう。

文章を最後まで読まない

読解力のない人は、文章を最後まで読もうとしません。メッセージが送られた際も、文頭だけを見て返信の内容を考える人が一定数います。

文章は最初から最後までしっかりと目を通し、全体として何を言いたいかを判断する必要があります。

特に結論部分は、文章の要点が整理されるポイントです。流し見するのではなく、自分なりに相手が何を伝えたいのかを文章から探すようにしましょう。

指示語を読み取れない

指示語を読み取れない人も、文章を誤って解釈することが多いといえます。指示語とは「それ」や「あれ」といった言葉のことです。

基本的に「それ」や「あれ」という言葉が出てきたら、1つ前の文にじっくりと目を通してみてください。ここで1つ具体例を紹介します。

「私はペットショップで犬や猫を見た。どれも凄く可愛かった。」

この文の「どれ」が指しているものは、犬や猫です。このように1つ前の文を見れば、曖昧な表現でも意味をつかみやすくなります。

行間が読めない

読解力のない人で特に多く見られるのが、行間を読むのを苦手とするケースです。行間を読むとは、文章には書かれていない相手の真意を読み取ることを指します。

具体例として、ブタくんと王さまの会話を読んでみてください。




来週にサークルで飲み会をやるんだけど来ない?




あー、来週は忙しいからやめておくよ

 




じゃあ、再来週あたりならどうだろう?




うーん、金銭面もピンチだから余裕できたらね。

 

このようにブタくんは2回誘ったにもかかわらず、王さまはあまり乗り気ではないように見受けられます。ハッキリとは言っていませんが、少なくとも飲み会にはあまり行きたくないことが読み取れるはずです。

行間を読む技術は、読書以外に日常会話でも役立ちます。

文章を見る際には、表面的な部分だけを見るのは望ましくありません。相手の真意を正しく理解すれば、余計なトラブルも防ぎやすくなります。

 

 

読解力を鍛える簡単トレーニング

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読解力を鍛えるうえで、さまざまなトレーニング法があります。基本的に全て実践できるものであるため、読解力に自信のない方はチャレンジしてみましょう。

読書を習慣にする

読解力を鍛える以前に、そもそも文章に慣れておく必要があります。そのため、読書を習慣化するように心がけてみてください。

特に本のジャンルを絞る必要はありません。小説でもビジネス書でもいいので、自分の好きなジャンルの本から読んでみるのをおすすめします。

読書する際には、筆者が主に何を伝えたいのかに着目するといいでしょう。

新聞の社説を読む

新聞の社説の欄も、読解力を高めるうえで有効です。社説は、各新聞社の中でも文章作成に長けた人物が執筆を担当します。文章力が高く、文字数もそこまで多くないので気軽にトレーニングできます。

もし家で新聞を取っている場合は、社説の部分だけでも目を通してみてください。上手く習慣付ければ、より文字数の多い本も読めるようになります。

ネット記事を読む

無料で読解力を鍛えたいのであれば、ネット記事を読むこともおすすめです。スマホやパソコンを使って、簡単にトレーニングができます。

ただし、ネット記事は老若男女にかかわらず誰でも文章を書けてしまう点がデメリットです。Webライターも校正は通しますが、本や新聞よりは文が稚拙になっていることも珍しくはありません。

 

書き手が原因の場合も

読解力は、必ずしも読み手だけに責任があるわけではありません。書き手の文章作成が上手くないと、意図が誤って伝わってしまいます。

また読解力が優れている人は、文章作成能力も基本的に上手です。要するに文章の書き方を見直すだけでも、読解力は十分に鍛えられます。

ここでは、文章を書く際の注意点をまとめましょう。

誤字脱字はなくす

私も人のことはあまり言えませんが、文章を作成するときは誤字脱字を極力なくしてください。誤字脱字を繰り返してしまうと、読み手側には文章の内容が伝わりにくくなります。

特に注意してほしいのが、同音異義語を使う場合です。

「私は歓喜した」という文であれば、書き手が喜んでいる様子を思い描けます。しかし「私は換気した」と書かれていたら、空気の入れ替えといった全く違う意味になります。

文の前後を読んでいれば、ある程度の意図は伝わるかもしれません。しかし誤解される危険性は高まるので、文章を作成したら何度も誤りがないかを見直してください

「てにをは」に注意

文章を作成する際には、「てにをは」を中心とする助詞の使い方に注意が必要です。

例えば以下の文はそれぞれ助詞を1つだけ変えていますが、全て意味は異なります。

  • 私はハンバーグを食べた
  • 私はハンバーグも食べた
  • 私もハンバーグを食べた

1番上は、単純に書き手がハンバーグを食べたのを表している文です。しかし真ん中の文になると、ハンバーグ以外にも何か食べていると想定できます。

一方で下の文は、書き手以外にも誰かいるのが伝わるでしょう。このように助詞を1つ変えるだけでも、伝わり方は大きく異なるので注意しなければなりません。

指示語の数は極力減らす

多くの人に伝わる文章を書くには、指示語を減らすこともコツのひとつです。執筆時にはあまり「これ」や「それ」を使いすぎないようにしましょう。

とはいえ、全て名称を書いてしまうと読んでいる側にもストレスを与える場合があります。特に文字数の多い固有名詞であれば、文を書くのも面倒に感じるでしょう。

そのため、私は指示語を禁じる必要はないと考えています。指示語を用いる際には、なるべく誤解が生じないように前後の文も上手く整えてください。

一文の文字数は少なく

特にネット記事を書くときの注意点ですが、一文の文字数はなるべく少なくするのを心がけましょう。個人的には、80文字以内に抑えたほうが望ましいと考えています。

一文の文字数を少なくする理由は、文のねじれを防ぐためです。文のねじれとは、主語と述語のつながりに違和感のある状態を指します。

例えば「私はアイスクリームが好きで、家族旅行で北海道に行ったときに食べたのをよく覚えている」と書かれていました。

この状態では、いまいち何を伝えたいのかがわかりません。そこで次のように文を直してみましょう。

「私はアイスクリームが好き。中でも家族旅行で北海道に行ったときに食べたアイスクリームは、非常に印象的だった。」

まずは文を2つに分け、上手く表現を変えるだけで見違えるほど読みやすくなるはずです。

 

読解力を鍛えるトレーニングを実践しよう

今回は、読解力を鍛えるトレーニング法について解説しました。読解力は本や新聞を読むだけではなく、自ら文章を書く際にも鍛えられます。

なぜなら、執筆を進める際には自分なりに文章の構造をある程度考えるからです。

自分の思いを正確に伝えるべく、何度も執筆を繰り返してみましょう。そうすれば、いざ読む側に立ったときも、相手が何を伝えたいのかを自然に読み取れるようになります。

読解力はスポーツやゲームと同じで経験が物を言います。確かに元々センスのある人もいますが、何度も繰り返し練習すれば簡単に身に付くスキルです。

人間関係やコミュニケーション能力にも結びつくので、疎かにしないでトレーニングを重ねてください。