どーも、青二才ヤマトノです。
今回のテーマはスポーツ指導。
スパルタ教育のアンチテーゼとして、褒める指導が神格化されていますが、実は褒め方を間違えると逆効果となってしまいます。
本当の褒め方と危険な褒め方を紹介してみます。
なお、今回のブログは二部構成とします。
本日は褒められ依存について、次回は指導者のあり方を紹介していきます。
【1.褒めるメリット】
まずは、褒めることで得られるメリットを説明していきます。
そのメリットとは
- 自己肯定感を高める
- 前向きに努力する
が大きく取り上げられます。
褒めるということは、自身が認められることと等しくなるため、自分に対して自信を持つようになります。
その気持ちが相乗効果になって、結果にも大きく寄与することは考えられます。
さらに、褒められる(期待される)ことによって、更なる期待に応えようと前向きに努力する可能性も上がります。
この現象をピグマリオン効果と言いますが、自分の力で何かを成し遂げようとする際には褒めるという行為は非常に大切です。
【2.危険な褒め方】
しかし、褒め方も一歩間違えると寧ろ悪影響となってしまいます。
その危険な褒め方をいくつか挙げていきましょう。
- 才能を褒めるミス
- 無理矢理褒めるミス
- 結局自分を褒めているミス
さて、1つずつ見ていきます。
まずは、「才能を褒めるミス」ですが、基本的に褒める際には努力したことを褒めるようにしましょう。
天性の才能を褒めてしまったら、努力の大切さに気づかなくなる危険があります。
今は良くても、後に自分には才能があるからと驕って頑張らなくなるかもしれません。
一生懸命に努力することで自分なりの目標を掴ませるには、「努力」を褒めるようにしましょう。
次に無理矢理褒めるミスをすること。
これをやってしまうと胡散臭さが勝ってしまいます。
大切なのは相手をしっかりと見ることです。
演技はいくら小学生でも一瞬で見透かされてしまいます。
そういう意味でも、素直さは非常に重要です。
そして、最後の「結局自分を褒めているミス」ですが、この例として挙げられるのは
「さすが俺の息子だ!」
という褒め方ですね。
結局それは自分の子どもだから、その子は素晴らしいという意味合いになります。
つまり、純粋に子どものことを褒められていないんです。
子どもからすれば、普通に気分悪いですよね。
親や指導者だとしても、子どもを褒める際には、子どもの努力だけを見てあげるようにしましょう。
【3.褒めに依存しない】
最近では、褒めることが絶対みたいな風潮がありますが、依存しすぎてしまうと褒められるためだけに頑張ろうとしてしまいます。
本来の目的は仲間とともにある目標を達成することですよね?
褒められることだけが目的では無いはずです。
褒められ依存に陥ってしまうと、失敗が怖くて難しい課題に取り組まなくなったり、本番に弱くなったりという弊害も生まれます。
そう唱えたのは、心理学者の榎本博明氏で、こちらのサイトを参考にしてもらえれば、もっと深く褒められ依存について知ることができます。
アドラー心理学でも無理に褒めてはいけないと提唱されています。
何事もバランスが大切です。
怒るのは悪い、叱ることを禁止するのはあまりにも情報に流されすぎだと感じます。
それよりかは人間臭く素直に対応する方が余程良いです。
さて、翌日のブログでは指導者のあり方について書いていきます。
指導者が子どもと接する時に注意しておきたいポイントを紹介します。
結構違った視点から解説していくので、意外と悩み解決の種になるかもしれません!
と言ってハードルを上げていくタイプ笑