ヤマトノ教室

公務員試験対策・その他勉強法

必需品と奢侈品の例とは?グラフから見極める方法も解説

公務員試験の勉強は、どこまで進んでいるでしょうか。

今回は、ミクロ経済学の中では比較的簡単な必需品と奢侈品の例を解説します。

それぞれの言葉の意味とグラフからの捉え方を押さえましょう。

 

必需品と奢侈品の例

財には、必需品と奢侈品があります。

上級財や下級財と同時に必需品と奢侈品のどちらにあたるかを判断する問いも出題されます。

そこまで難しい内容ではないため、特徴を簡単にまとめましょう。

必需品の例=米や日用生活品

必需品は、名前のとおり生活に欠かせない財です。具体例を挙げれば、米や日用生活品などがあります。

財が必需品か否かは、グラフから簡単に求めることが可能です。

以下の図をご覧ください。図では、無差別曲線上にP点があります。

ここからP点に向かい、45°となる(X財とY財が半分に分けられる)よう線を引いてください(図では赤線です)。

すると、P点から先の無差別曲線はX軸方向に傾いていることがわかります(図では青線)。

この場合、傾いていない方のY財が必需品です。

奢侈品の例=ブランドバッグ

一方で、奢侈品は「ぜいたく品」と言い換えられる財です。

宝石やブランドバッグなどの商品が具体例として挙げられます。

先程と同じ図を用いて、グラフから奢侈品を求めてみましょう。

考え方は全くもって難しくありません。必需品と同じく、P点に向かって45°の線を引きます。

上述でも、X財側に無差別曲線が偏ると説明しました。この偏っているX財が奢侈品です。

  • 財には必需品と奢侈品がある
  • 必需品の例は米や日用生活品
  • 奢侈品の例はブランド品

 

必需品と奢侈品の見極め方

45°の線を引いたとき、必需品か奢侈品かは以下のように判断できました。

  • 無差別曲線が偏る→奢侈品
  • 無差別曲線が離れる→必需品

ただし、この特徴をうっかり忘れてしまう方もいるでしょう。

しっかりと理解できるようにするためにも、なぜこのようなグラフが描けるのかを解説します。

必需品の判断するポイント

必需品を判断するポイントは、グラフが軸から離れている状態だと説明しました。

なぜ、このようになるかというと必需品の需要の価格弾力性は1より小さいからです。

需要の価格弾力性が小さいと、価格が変化しても需要量は大して変わりません。

米などの生活必需品は、たとえ値上がりしても基本的にどの家庭も購入するはずです。

つまり、価格の変化が需要量に影響を受けていないといえます。

需要の価格弾力性については、こちらの記事も見てください。

奢侈品の判断するポイント

奢侈品の場合は、グラフが軸に近づいている状態だと説明しました。

必需品とは反対に、需要の価格弾力性が1より大きい財のことです。

要するに、価格の変化が需要量に大きな影響を受ける財を指します。

ブランドバッグのようなぜいたく品が値上がりすれば、「買わなくてもいい」と感じる人もいるでしょう。

なお、45°の傾きで引いている線は、需要の価格弾力性が0の状態です。

こちらがx軸とy軸のどちらに傾いているかで、必需品か奢侈品かを判断しましょう。

ミクロ経済学を得意にするには、何度も問題集を解きまくることが大切です。

ここでおすすめの問題集を紹介します!

練習を繰り返しながら、さまざまなミクロ経済学のパターンに慣れるようにしましょう。

 

必需品と奢侈品の特徴

最後に必需品と奢侈品の特徴をまとめます。

これらの財はどちらも必ず上級財です。

下級財は、必需品や奢侈品にはなりません。まずは、この違いを押さえてください。

加えて、x財が必需品であれば、y財は必ず奢侈品となります。「2つの財とも必需品」とはなりません。

このような特徴もしっかりと押さえてください。

  • 必需品は需要の価格弾力性が1より小さい
  • 奢侈品は需要の価格弾力性が1より大きい
  • 必需品や奢侈品は必ず上級財
  • 一方が必需品であれば、他方は奢侈品になる

 

まとめ

今回は、必需品と奢侈品の例についてまとめました。

それぞれの例をまとめたものがこちらです。

  • 必需品=米や日用生活品
  • 奢侈品=宝石やブランドバッグ

また、これらの財はグラフからも見極められます。グラフがどちらの軸に傾いているかを判断するだけです。

需要の価格弾力性の特徴も押さえ、試験に出題されても答えられるようにしましょう。

  • 必需品と奢侈品の例を覚える
  • 必需品と奢侈品の特徴を押さえる
  • グラフからの読み取り方も捉える