どーも、やまとのです。
最近、本業が忙し過ぎてブログの更新をできていませんでした。
久々の更新がこのような暗い内容で申し訳ないですが、書いていきたいと思います。
2021年10月31日、衆議院選挙やハロウィンで日本中がバタバタしていた頃に事件が起こりました。
京王線の無差別事件
東京都の京王線を走る電車で、1人の男が事件を起こしました。ナイフで他の乗客を刺し、液体をまいて火をつけたそうです。
乗客のうち1人が重体で、17人が怪我をしたとのことでした。
犯人は24歳男性で、SNS上では犯行後に車内でタバコを吸っていた様子が映っています。
犯行動機も「死刑になりたかった」と極めて自己中心的な理由でした。
無差別殺人の犯人の心理
無差別殺人事件を起こそうとする犯人の心理には、様々な背景があります。
かつて新幹線でナタを振り回し、女性を庇った男性が亡くなる事件もありました。
他にも、小田急線で近い事件が発生し、今回の犯人も参考にしたと供述しています。
身勝手極まりない犯人の心理には、どういった背景があるのでしょうか?
孤立した環境にいる
まず、犯罪心理学の視点から見ると無差別殺人事件を引き起こす犯人は大抵孤独です。
家庭環境が悪く、幼い頃に施設で暮らしていて社会人になっても輪に入れない。
上記のような病理を抱えています。
社会から孤立すれば、心理的にもどんどん閉塞感を覚えます。
これが
- 注目されたい
- 事件を起こして牢屋に行きたい
- 死刑になりたい
と身勝手な発想を生むのです。
真の意味で秩序を守るためには、
1人でも生きていける仕組み作りは必要なのかもしれません。
中には、発達障害を抱えてコミュニケーション能力が著しく低い方もいます。
無論、同じ環境でも真っ当に生きている方はいますし、寧ろ殆どが道を外れないです。
ただ、自己責任だけで終わらせず、社会全体で支えていくのが結果的に被害者を作らない秩序作りに繋がります。
他人を責める傾向がある
無差別殺人をする犯人の心理として、
「他人を責める」傾向もあるようです。
「自分が上手く行かないのは社会が悪い」とこじ付けて他人に牙を向きます。
本来は更生してもらうのが正規ルートだと思いますが、僕はあまり期待できないと考えています。
更生施設で念入りに指導・教育を繰り返せばできるかもしれません。
しかし、そこに入る時は既に被害に遭っている方もいます。未然に防ぐためには、どうすれば良いのでしょうか?
綺麗事だと思いますが、僕的には
「偏見を無くす」ことが近道だと考えます。
最低限度の生活をしっかりと保障するだけでもいいです。
勤労の義務がある一方で、生存権も保障されているので社会に出なくとも待ってあげる方が良いのではと。
最後に追い込まれて凶行に走っちゃう前に、生活の基盤を整えてお家で大人しくしてもらう方が良いのかもしれません。
他人の心理をどうこうするのは、基本的には無駄な労力です。
無差別殺人の選択肢がアホらしくなるような幸せがあれば、変わる可能性は十分あります。
ゼロの状態では現状を変える力もなかなか湧きません。
それよりかは0から1をある程度社会で補っていくべきです。
模倣犯への憧れ
無差別殺人を起こす犯人の心理には、
「あの事件の犯人みたいに…」と憧れを持つ部分も少なくないそうです。
確かに、今回の犯人も小田急線の事件を参考にしていました。
しかし、真実を追及する報道機関の仕事そのものを責めるのはお門違いだと思います。
金儲けの道具にしか感じていないマスコミがいるのも確かですが、知る権利も見過ごすわけにはいかないでしょう。
唯一非難するポイントは、もっと抽象的な報道をすべき点です。
犯行方法まで具体的に報じるから、犯人へ手がかりを与えるきっかけになってしまいます。
機関そのものではなく、あくまでやり方はもう少し考えるべきかもしれません。
ただし、それよりも大事なのは、
「無差別殺人の模倣犯を作らない」ことです。
もしも現実的で無いのなら、いっそのこと報道規制を緩める手段もあります。
事件を起こしてニュースになるのが
惨めでダサいと思わせる伝え方をすればいいのです。
とはいえ、加害者の人権も憲法で保障されている日本では、こちらも夢の話かもしれませんが。
まとめ
今回は、京王線の事件から
無差別殺人を狙う犯人の心理を解説してみました。
犯人の心の中には、多大な闇があります。
社会全体の考え方の変化で、救われる命も必ずあるはずです。
殺人事件自体は統計上減っていますが、まだまだ満足できる数値でもありません。
今後も是正していくためには、犯罪を無くす努力が必要不可欠です。
京王線の事件でケガをされた方の心身の回復と重体の男性が意識を取り戻すのを切に願います。