どーも、やまとのです!
現在、高校の進学率は
98%近くまで来ているそうですね。
我々平成時代の頃よりも進学している人の割合は高くなっています。
しかし、その中でも1.5%の方がさまざまな理由を苦に退学しています。
今回は不登校の生徒やその保護者へ向けて高校のメリットを紹介していきましょう!
1.最多な不登校や退学理由は環境
・概要
不登校や退学といっても実際の理由はさまざまです。
僕は高校卒業が全てではないと思いますし、中退という選択肢になってもそれが間違いだとも思えません。
ただ、とりあえずは
退学の状況をしっかりと把握することは大切です。
コチラの文部科学省の資料もご覧ください。
https://www.mext.go.jp/content/1410392.pdf
これは平成30年度の調査結果です。
・高校の不登校
まず、資料の105ページからは高校の不登校について取り上げています。
https://www.mext.go.jp/content/1410392.pdf
『平成 30 年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について』の資料105ページより引用。
学校に行きたくないと思う方は、高校の場合だと「いじめを除く友人関係トラブル」「学業不振」辺りの数値が高いです。
いじめとかは数値は低いものの、決してゼロではありません。
その他には、家庭環境を取り巻く問題も理由としては多いです。
・高校退学
資料の116ページからは退学について取り扱われています。
https://www.mext.go.jp/content/1410392.pdf
『平成 30 年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について』の資料117ページより引用。
全日制の合計をピックアップしますが、退学する理由で最も多いのは「学校生活・学業不適応」です。
経済的理由も要因として挙げられていますが、実は構成比的に1.1%と数値は低くなっています。
つまり、不登校と同じく学校環境に煩わしさを感じている方が退学しているのです。
2.高校へ行くメリット
まず、先程も書いた通り僕は高校に通って卒業することが正解だとは思いません。
小学校や中学校と違って『義務教育』ではないですし、高校を卒業しなくとも幸せになっている方はたくさんいます。
稀に高校の人間関係が原因で命を落とすようなニュースを見ると、余計にどちらが正しいのか分からなくなる時があります。
一方で、高校にもメリットがきちんとあります
学校に行きたくないと思っている時こそ、しっかりと高校のメリットもおさらいし、自分はどちらを選ぶべきなのか判断するのが大事です。
・交流が増える
高校は公立の小中学校とは違ってさまざまな方面から生徒が入学します。
それほど広い範囲ではないにせよ地域性の違いが感じられることもありますし、大体同等の学力の方が集まるので話しやすいとは思います。
IQが大幅に違うと話が噛み合わなくなるという研究結果もあるので、
そこを考慮すれば高校からはIQの違いに悩まされることは少なくなるでしょう。
高校の友達の地元仲間とも触れ合う機会はありますし、交流の幅は一気に広がります。
確かに、現代社会ではSNSやネットを通して世界中と繋がれますが、
情報システムでは補えない深みを高校生活で実感できます。
・潰しが効く
高校を卒業すれば、将来の選択が広がるのもまたメリットの1つです。
高校卒業せずとも入れる企業はありますし、自ら経営者として働くこともできるでしょう。
しかし、高校卒業するだけで選択肢は物凄く多くなるのです。
これを俗に潰しが効くといいます。
選択肢が多くなれば
再チャレンジもまたしやすくなります。
今の時代、1つの道が途絶えてしまう可能性も十分に考えられますよね?
その時に二番手、三番手の選択肢を確保していくことが幸せを掴むためには重要です。
高校進学は幅を広げるやり方としては、最も簡単な手段だといえます。
・何やかんや思い出になる
さらに何やかんや高校は思い出に残ります。
僕の場合だと部活が未だに夢に出てくるくらい濃厚な記憶となりました。
後はパンチラが楽しめるのも高校生活ならではだと思います。(男子だけだな…)
社会人だと別にパンチラぐらいでは何のトキメキもないですからね。(突然何の話)
学校生活で特段大きなイベントが無くとも、何気ない毎日が自然と脳に記録されます。
・文化祭で出し物をした
・購買で美味しいパンを見つけた
・自転車走らせて登下校
話のネタもまた増えていくと今後の人生に膨らみが出てきます。
そして、高校の思い出は後から手に入れようと思ってもほぼ不可能です。
現在高校生の方は、
今この時が高校生活を楽しむ最後のチャンスだといえます。
3.迷ったらまずは『相談』
とはいえ、高校生活は悩みが尽きない時期です。
1人で抱えたくなる気持ちも分かりますが、もし学校へ行きたくないと感じたら第三者の人間に相談してみましょう。
特に高校生の子がいる親御さんも子どもの不登校に悩んでいるかと思います。
その場合は自分の意見だけを子どもにぶつけるのではなく、
保護者の方からも
プロのカウンセラーに依頼してみましょう!
悩みを吐き出せるだけでもだいぶ気分はスッキリしますよ!
スクールカウンセラーも増えているので、時間が取れたら連絡を取ってみるといいです!
4.終わりに
今回は学校へ行きたくないという方のために高校のメリットを紹介してみました。
ただし、これらはあくまでメリットの1つであって高校に行くのが必ずしも正解だとは言っていません。
無論、高校に行くのも1つの正解です。
どっち付かずな意見にはなりますが、
それほどデリケートで難しい問題だと思います。
結局、答えは自分の中にしか出せないのです。
一方で、その答えを出すサポートをしてくれる方もたくさんいます。
その1人がスクールカウンセラーです。
いろいろな意見を目にすると思いますが、人によって異なる答えは周りの声も借りながら自分で探していきましょう。
保護者の方も生徒と二人三脚で乗り越えていくことが大事です。
焦る心配はありません。
時間は確かに有限ですが、
意外と3年は長いものですからね。
ご覧いただき、ありがとうございました!