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行政書士試験が不安な方へ|緊張との向き合い方について解説

行政書士試験が11月に実施されますが、勉強した成果を発揮できるか不安に感じる人もいるでしょう。筆者も受験生だった頃は、本番で上手くいくか不安だった覚えがあります。

この記事では、行政書士試験に一発合格した筆者が、緊張との向き合い方について解説します。受験生の方は、ぜひ参考にしてください。

 

行政書士試験で不安に感じる理由

筆者は、塾講師として学生に勉強を教えていた過去があります。そのため受験生が、試験本番で不安に感じる原因も押さえています。

自分の不安に向き合うには、なぜ自分が緊張しているかをしっかりと把握していなければなりません。ここでは、考えられる理由をいくつか紹介します。

試験に慣れていない

普段から試験に慣れていない方は、必要以上に緊張を抱えやすくなります。試験は独特な雰囲気があるため、その空気に押しつぶされないことが大切です。

しかし現場慣れをしていないと、重苦しい空気に押しつぶされてしまいます。試験に落ちてしまう方の中にも、実力を上手く出せない方は一定数いるでしょう。

範囲を押さえきれていない

行政書士試験で不安になるケースとして、範囲をきちんと押さえきれない点も挙げられます。行政書士試験は憲法・行政法・民法・会社法など、さまざまな範囲から出題されます。

加えて一般知識や情報といった分野も勉強しなければなりません。基本的に範囲をすべて押さえるのは、多くの受験生ができないでしょう。筆者も受験生だった頃は、すべての範囲を正確に押さえていませんでした。

完全にマスターし切れていない範囲があると、不安に感じてしまうのは無理ありません。とはいえほとんどの受験生が、全範囲を押さえていないことも知っておきましょう。

試験が1年に1回しかない

行政書士試験で不安に感じる理由として、実施される回数の少なさも挙げられます。行政書士試験は、1年に1回しか実施されません。仮に落ちてしまったら、来年まで受験できないのは負担も大きいといえます。

とはいえ行政書士試験が実施される回数は、受験生側でどうこうできる問題ではありません。逆に1年に1回のほうが、勉強時間も増えるのでプラスに捉えましょう。

本番に弱いと思い込んでいる

行政書士試験を受けるまで、高校受験や大学受験といった試験を受けている方も多いはずです。しかし受験に失敗した経験があると、自分は本番に弱いのではと考えやすくなります。

筆者も大学受験や公務員試験で、失敗した過去があります。しかし勉強不足や運要素もあるため、一概に本番に弱いかどうかは判断できません。

本番に弱いと感じている皆さんも、もしかすると自分でそう思い込んいる可能性もあります。これまでの失敗にほかの原因はなかったか、具体的な対策を考えることが大切です。

 

行政書士試験の不安との戦い方

行政書士試験で感じる不安と戦うには、入念に対策をとる必要があります。中途半端な対策をしてしまうと、逆に不安が大きくなるため注意してください。

捨てる科目を作っておく

行政書士試験は絶対評価であり、300点満点を取る試験ではありません。180点さえ獲得すれば、誰でも合格できるのが特徴です。

採点方法が詳しく示されていない記述式はあるものの、制度的には択一式だけで180点に到達できます。つまり行政書士試験では、すべての科目を勉強する必要がないわけです。

筆者は、商法や基礎法学をほとんど捨てました(会社法の簡単なところだけ勉強)。一般知識も、基本的に力を入れた範囲は文章理解や情報、行政書士法の部分です。要するに14問中、6問を正解する勉強さえできれば問題ありません。

このようにすべての範囲で全力を出し切るのではなく、勉強すべき部分を絞ることが大切です。そうすれば負担も少なくなり、試験への不安もある程度は抑えられるでしょう。

勉強の計画を入念に立てる

行政書士試験で不安に感じるのは、勉強のスケジュールが明確でないといった原因も考えられます。自信を持って試験に臨むには、本番まできちんと範囲を押さえないといけません。

入念な計画を立てられない方は、試験範囲がすべて終わり切らないケースも少なくありません。つい行政法だけ勉強するなど、偏りが出てしまう場合もあるでしょう。

試験本番が近づいてきた、9月や10月から計画を練り直しても遅くはありません。もう一度勉強のスケジュールを見直し、試験に合格するためのプロセスを真剣に描いてみましょう。

もし9月から本腰を入れるのであれば、頻出度の高い分野から勉強するのがおすすめです。逆にきちんと1周している方は、下手にペースを乱さないように気をつけてください。

模擬試験を受けてみる

9月や10月の時期は数も限られますが、模擬試験を受けてみることも方法の一つです。LECやTAC、伊藤塾などと多くの予備校で公開模試が実施されています。

基本的に会場か自宅かを選べますが、本番の雰囲気を味わいたいのであれば会場がおすすめです。特に行政書士試験は、3時間も拘束されてしまいます。

なかなか味わう機会が少ないため、トイレや水分補給もどういったタイミングで取るべきかトレーニングしてみるのもよいでしょう。ただし住んでいる地域によっては、模試の会場に行くことが難しい場合もあります。

ルーティンを決めておく

筆者は行政書士試験を受験するとき、ルーティンを意識して臨みました。筆者が試したルーティンとは、問題用紙の「妥当なもの」「誤っているもの」と書かれているところに線を引くことです。

線を引いておくと、「誤っているもの」を選ぶ問題で、間違えて「妥当なもの」を選択してしまうミスを防げます。また普段の勉強から同じ行動をしていたので、落ち着きも取り戻せるようになりました。

ルーティンといえばイチローをはじめ、多くのアスリートが実践している方法です。行政書士試験はスポーツではありませんが、不安を解消させる意味では同様の効果が期待できます。

 

緊張は悪いことではない

行政書士試験を受けるうえで、「緊張しない方法」を調べる方も一定数いるでしょう。しかし一概に緊張は悪いことではありません。

むしろ緊張している自分と、どう向き合うかが大切です。ここでは緊張してもよい理由に加え、どういったモチベーションで挑んだほうが望ましいかを解説します。

適度な緊張は集中力を生む

リラックスし過ぎているよりも、適度に緊張しておいた方が集中力は上がると考えられています。有名な大学の論文にも同様のことが記載されていますが、目覚めが良くなったり、ケアレスミスを防いだりする効果が期待できます。

もちろん緊張しすぎてしまうと、逆に集中力は下がりやすくなるので注意が必要です。可視化できないため基準があいまいですが、緊張自体を悪いものと捉えることはありません。

緊張と向き合う心構えが大切

行政書士試験について、人生をかけた大事な試験と捉えている方もいるでしょう。このような方であれば、試験本番で緊張するなと言うほうが無理な話です。

緊張から逃げようとしすぎると、むしろプレッシャーに追い詰められそうになります。緊張と向き合い、その中でいかに自分の実力を発揮させるかを考えることが大切です。

 

行政書士試験の対策をするには

今から今年度の行政書士試験の対策をするには、問題集を一通り進めておくのがおすすめです。択一式の問題を中心に解きつつ、記述式もきちんと対応できるようにしましょう。

筆者は、LECの「出る順シリーズ」で対策をしていました。問題数が多く、とりあえず過去問を頭に詰め込めたい方におすすめです。

 

 

また行政書士試験の短期合格を目指している方向けに、実際に3ヶ月の勉強で合格した筆者が、noteでコツをまとめてみました。勉強方法が定まらずに困っている方は、こちらもぜひ参考にしてください。

 

資格試験は不安になるもの

行政書士試験に限らず、どのような準備をしようとも資格試験は不安になるものです。どんなに時間を割こうとも、完ぺきな対策は存在しません。

「自分が勉強していない範囲から出題されるのでは」などと、不安要素を挙げたらキリがないでしょう。そのため受験生は、誰しもが不安に感じていることを押さえてください。