やまとの塾長の教室

これからの時代を生きるための教育と勉強

とある中学校の教育改革!絶対評価と賛否の声

どーも、やまとのです。

 

今回は東京都千代田区にある名門校麹町中学校の教育改革について個人的な見解を述べたいなと思います。

 

本日のポイントとなるのは

  • 絶対評価
  • 再試験制度

 

一体、どのような制度でどういった声が上がっているのでしょうか?

 

 

【1.概要】

まず、今回の概要は下にリンクを貼らせていただきます。(何日か経つとリンクが見れなくなる場合もあります。)

 

(NEWSポストセブンさんより)

news.yahoo.co.jp

 

一応、こちらでも説明しますと、麹町中学校は校長先生が変わってから教育改革を行いました。

 

これまで生徒の成績をつける際には、相対評価を用いていましたが、教育改革によって絶対評価へと変わったんですね。

 

そして、再試験制度を導入したために『誰もがオール5を取れるチャンス』を作りました。

 

しかし、この教育改革には「内申点が高く付けられて不公平じゃないか」という声も上がっています。

 

今回の概要について個人的な見解を述べていきます。

  

 

【2.2つの評価制度】

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まず、概要でも少し触れましたが、教育における評価制度は大きく分けて2種類あります。

 

それが

  • 相対評価
  • 絶対評価

です。

 

相対評価とは、平均点に合わせて5段階評価を付けることを指します。

 

例えば、テストで80点を貰ったとします。

 

この80点は結構な高得点だと思いますが、もし仮に試験全体の平均点が80点だったとしたら。

 

結局80点が基準となってしまうので、成績でいえば3が付けられることになります。

 

ただし、反対に平均点が悪かったらその分の頑張りが認められて『5』を貰えるチャンスに繋がるでしょう。

 

一方で絶対評価とは、平均点に関わらず点数自体で生徒の成績を付ける手段です。

 

先程の80点という点数で考えた場合。

もし、ニュース記事にあるように

  • 0点から20点未満は『1』
  • 20点から50点未満は『2』
  • 50点から80点未満は『3』 
  • 80点から90点未満は『4』
  • 90点以上は『5』

という基準が設けられていたら。

 

80点を獲得すれば問答無用で4という評価になります。

 

基準が明確で分かりやすいですが、一方で試験の難易度によって生徒全員が『5』に到達しないということもあり得るのです。

 

 

【3.個人的な見解】

以上の評価制度の長短を踏まえた上で考えを述べさせていただくと、僕的には麹町中学校のやり方に賛成です。

 

 

評価制度について

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相対評価の考え方を導入すると、順位そのものが評価基準になってしまい、勉強の意欲が削がれてしまう危険性も否めません。

 

特に順位は『基準が分かりづらい』といった要素もあります。

 

「いや、何位って数値化されているのだから基準はあるでしょ?」と反論したくなるかもしれませんが、試験受ける前に

「今回は何点取ればこの順位を取れるな」と正確に判断することができるでしょうか?

 

そう、順位というものは目標がある程度見えているものの、その目標を達成する条件がぼんやりとしているのです!

 

それが成績に直結してくるわけですからね。

 

その分、『絶対評価』であれば他の生徒がどうであれ、ある得点さえ取ればその分の評価を貰えることとなります。

 

全員が頑張れば、オール5を全生徒に渡しても問題ないと僕は考えます。

 

 

再試験制度について

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再試験制度については、2つの要点を取り上げていきましょう。

 

はじめに『一発勝負の回避』という点ですが、僕はこの件については何とも言えないかなというのが素直な気持ちです。

 

というのも国家試験にも中には一発勝負(年に一度)のものも少なくはないからです。

 

スポーツの大会も基本的にはやり直しができません。

 

今後のためにも、「本番で最高のパフォーマンスを発揮するためにはどうすればいいか?」を考えることは必ず重要となります。

 

そういう点では再試験制度について「ムムム(何がムムムだ)」と考えざるを得ませんが、1つ凄くいい要素もあると感じます。

 

それは、「意欲向上」に繋がることです。

 

試験の結果が芳しくなかったら、『悔しい』という感情が芽生えます。

 

その感情を再試験という形でぶつけられる環境つくりは重要なのかなと考えています。

 

本番のための練習という意味では考えどころではあるものの、少なからず再試験を受ける者は今の自分を変えたいという表れです。

 

その気持ちを教師が汲み取って、しっかりと評価に繋げていくという試みは1つの方法としては有りかなと僕は思います。

 

 

内申点の公平性について

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では、このやり方で内申点を高くしていたら不公平じゃないかという意見はどう捉えるか?

 

これについては麹町中学校長側と全くの同意です。

 

麹町中学校の再試験制度は最初の点数が留保されるわけではなく、そのまま破棄するという形となります。

 

試験問題がどこまで類似しているかは分かりませんが、生徒は評価を上げられるのと同時に『点数が下がる』というリスクも同時に負わなければならないのです。

 

結局、点数が上がるのは生徒がきちんと勉強したからという一点にしか過ぎません。

 

そして、そもそもの話ですが内申点に公平性などありましたか?

 

『好き嫌い』で生徒を見ている教師もゼロではないですし、教師受けの良い生徒は少なからず優遇されていたよなと記憶しています。

 

やはり教師も人間だからどうしても『好き嫌い』が出てしまいます。

 

『聖職』であれとはいいますが、同じ人種である以上そこは仕方のないことです。(もちろん、努力した上でですが)

 

だから麹町中学校の制度云々ではなく、そもそもの内申点制度自体実態が掴めない以上、公平性について議論するのは無毛じゃないかなと感じます。

 

 

【4.教育は姿を変えながら】

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教育というものは何が答えかは分かりません。

 

ゆとり教育は散々叩かれてきましたが、この考え方自体はそこまで誤りだとも思えないんですよね。

 

教育界で常識とされていたものは意外にも覆されていることも教育経済学で証明されています。

 

無論、この研究も1つのデータにしか過ぎませんが、結局環境や能力等によってあらゆる答えが見つかる可能性は大いにあるでしょう。

 

というわけで『教育経済学』の基本が分かる本を紹介したいなと思います。

 

学校教育だけでなく、『しつけ』においてたくさんのヒントが眠っています。

 

これからまだまだ子育てを頑張る方にオススメです。

 

 

麹町中学校の教育改革もまた今後において重視されるかもしれません。

 

 

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