どーも、やまとのです。
連日この話題で申し訳ありませんが、旭川いじめ事件について書いていきます。
今回の内容は事件云々ではなく、その後の教育委員会の対応です。
令和タケちゃんをはじめ、たくさんの方が教育委員会に電話しているようですが、元地方公務員が語る教育委員会の実情について書いていきます。
○今回のポイント
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教育委員会で真に責めるべき人物
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そもそも教育委員会は必要か?
1.電話している人を責めないで
まず、電話している方のいい分は殆どが正論です。
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事実確認をしたい
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事情を説明しろ
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どこまで議論が進んでいるのか
脅迫とかに至らなければこのような問いかけをするのは至極当然でしょう。
ただ、電話に出ている人を責めたところで無意味になってしまうんですよね。
皆さんも察している通り、電話対応しているのは基本的に『人柱』です。
上司から「回答例」を用意されていて、その通りに伝えなければ後で絞られてしまいます。
教育委員会という組織に真実が共有されているのは確かですが、公務員という組織は窓口や電話対応に主事レベルの人を立たせて時間稼ぎをします。
コメントを見ると電話応対者に痛烈な意見もありますが、下手すればその方は地方公務員になって1年目ということもあり得るのです。
組織で見れば言い訳にはなりませんが、かなり可哀想な役割を担っている職員だといえます。
2.組織のあり方が卑怯
常々思っていましたが、公務員は本当に組織のあり方が卑怯だなと思います。
これは旭川市に限らずです。
この手の話で若者が対応するのはどう考えても無理な話ですし、そもそも問題なのは当時の校長や教頭、担任ですよね?(あくまで教職側だけに焦点を当てた場合)
本来ならばその人たちが出てきて事実を説明しなければならないはずです。
それなのに当時の事件に関わっていない若者を生贄に出すやり方。
話にならないことが分かっていながら、平然とこういう対処をする公務員は本当にクソだなと思います。
これが公務員の実態ですよ。
僕も前職は同じ市役所職員だったので、今回のケースは想定の範囲内でした。
だから前線に立って仕事する若者を叩いても相手の思う壺なんです。
そこで怒りのエネルギーが収まれば、その上にまで行き着くことがないですからね。
どんなに問い詰めても張本人を出さない対応。
本気で最悪だなと感じました。
3.教育委員会は無駄組織
さらにいえば、現行の教育委員会という組織は正直いって全くもって必要ありません。
この組織がある限り、教育界はずーっと狭い世界において牛耳ります。
そもそも教育委員会の役割とは何だか分かりますか?
- 教師の人事にまつわること
- 学校の設置
- 教科書や教材に関する決定
- 給食の配備
などが挙げられます。
そして、教育委員会は行政委員会といって行政から離れて独自に行政権を発動できる力を持ちます。
その理由は『教育』に国家が介入しないためです。
戦前教育をみればわかりますが、国家が介入することで『思想教育』に化け、国民に偏った思考回路を植え付ける危険性があるのでこういった体制をとりました。
(ただし、歴史は意外と複雑なのでここでは割愛させていただきます。別の記事でまとめてみますね!)
とはいえ、現代は戦前とは異なって国民主権の体制をとっています。
もっといえば憲法26条で『普通教育を受ける権利』を子どもたちは持っているのです。
だから、わざわざ教育委員会が行政から独立していなくとも教育が根本から崩れる危険はほぼ無いものだと僕は考えます。
寧ろ、行政がしっかりと管轄した方が事実工作や隠蔽もしづらくなるでしょう。
組織改革も今後は検討していくことが必要になるのかもしれません。