どーも、やまとのです。
実は僕のYouTubeチャンネルの方で2007年度の春の全国大会宮城県予選の動画を投稿しています。
どうして、この大会の動画を投稿しているかは後々説明しますが、今回は予選リーグ1回戦について解説しましょう!
1.台原レイカーズ
予選リーグ1回戦で杉小が対戦したのは
「台原レイカーズ」です。
映像はこちらからご覧ください。
台原レイカーズは全国大会に1度出場した実力派のチームだと記憶しています。
特に2007年度は前年度に5年生ながらにして、外野アタッカーを務めていた選手がエースとして君臨していました。
この代の台原レイカーズの持ち味はディフェンスの固さとアタッカーできる人数の多さだと思います。
では、ここから試合の解説をしていきます。
まだ試合を確認していない方は、先に上のリンクから試合を見てみましょう。
2.ドッジボールの勝ち方
ドッジボールの勝ち方を挙げてくださいと問われたら皆さんは何と言いますか?
- アタックでアウトを取る!
- キャッチで守り抜く!
- 声を出して盛り上げる!
僕はどれも正解だと思います。
具体例として挙げた3つの要因はどれもプレーの種類が異なります。
それでも、これらをある共通項でまとめられるのです。
それは、『流れを掴むきっかけ』だということ。
この試合では、杉小が先行して台原が返してというシーソーゲームでスタートします。
動画を見てもらって気付いた方もいると思いますが、台原は彼ら目線でいう左サイド側に寄っているんですね。
杉小の選手もそこは気付いていたのですが、中々チャンスが生まれませんでした。
その間に台原はアウトを重ねていき、少しずつ流れを掴んできました。
これがドッジボールの勝ち方の基本形です。
極め付けは動画の3分10秒あたり。
杉小の外野選手がアタックを決め、さらに外野から決めてと流れを引き寄せる展開がありました。
そしてもう一回、外野からアタックを決められるチャンスがあったのですが、その投球を台原の選手は床に転がりながらもキャッチします。
こういう場面を僕はターニングポイントと言いますが、相手に流れが渡りそうなタイミングで阻止するのがゲームに勝つ手段なんですね。
10年以上ドッジボールを見てきて、これだけは間違いないと断言できます。
ドッジボールの勝ち方は、
- 決めるべき時に決める
- 守るべき時に守る
この2つが鉄則です。
台原が流れを掴むきっかけとなったディフェンスの良さは、綺麗に揃った一列のラインの賜物だと思います。
どちらかというとオフェンス重視に練習していたと聞いたことがありますが、オフェンス練習を多く積んだら結果的にディフェンスも相乗効果で鍛えられた事例ですね。
3.流れを掴む練習
では、どうやって流れを掴む練習をすればいいのかと悩む方はいるかもしれませんが、それは経験を積むことが第一です。
基礎練習ももちろん大切ですが、試合形式で勉強しないと流れは肌で感じ取れません。
チームによっては紅白試合をするところも多いと思います。
ただ、紅白試合はゲームを楽しむだけでは練習になりません。
時にはタイマーを止めながら、ポイントごとに説明していくのが重要です。
ベストなタイミングで
「今のが勝つ流れだぞ!」と勝ち方を教えるのが大切だと考えます。
結果的に相手のスキルが上回って流れを奪われることもありますが、まずはそこを選手達が理解できるようにするのが大切です。
基本が大切なのは間違いではないのですが、基礎練習を大事にしすぎて応用練習を疎かにするのも良くありません。
今の状況では練習日を設けることもできないかもしれませんが、時間が余っているからこそ多くのドッジボールの映像を見てみましょう。
そこで自分なりに考えてみてください。
「今のシーン、僕ならこうした!」
「私ならここに投げた!」
イメージを作るのも、ドッジボールの勝ち方において欠かせません。
4.まとめ
今回はYouTubeに投稿した
『台原レイカーズvs杉小キャイーンブラザーズ』
よりドッジボールの勝ち方について書いてみました。
試合に勝つには、時折訪れるターニングポイントを見逃してはいけません。
そこを押さえるためにも、日々の練習の中で流れを意識することが大切です。
しっかりと考えながら練習していきましょう!
ご覧いただき、ありがとうございました!