どーも、青二才ヤマトノです。
本日はドッジボールの戦い方ということで、以前YouTubeに投稿したある動画を取り上げていきたいと思います。
どうしても力の差があるチームと対決する際には、考えながら戦うことが重要です。
【1.参考動画とは】
今回参考にしてみる動画はこちら。
2006年2月(2005年度)のオープンカップ決勝戦です。
【決勝戦1セット目】
【決勝戦2セット目】
杉小キャイーンブラザーズと館ジャングルーの対戦。
実は本戦で杉小キャイーンブラザーズは館ジャングルーにずっと負け続けていました。
春の全国大会県予選でも運悪く準々決勝で対決し、杉小キャイーンブラザーズは東北大会出場も逃してしまいます。
決勝戦という最高の舞台で訪れたリベンジマッチ。
この決勝戦は側から見れば本当に不思議な試合だなと思います。
【2.館ジャングルー】
館ジャングルーは宮城県で古くから活躍を続けてきた伝統あるチームです。
全国大会出場総回数も宮城県トップ。
1997年の夏には全国大会準優勝という輝かしい成績を残しています。
この2005年度の代では、昨年度から注目を浴びていた超大型アタッカーを武器に春の全国大会出場を果たします。
ただ、全国制覇した旭フェニックス(長崎県)と化け物クラスのアタッカーがいたY.D.This(新潟県)と同じリーグに入ってしまい、残念ながら予選落ちとなりました。
それでも、東北大会で優勝しての全国出場だったので、当時からしてみれば本当に凄いことだと思います。
【3.決勝戦のポイント】
この決勝戦が不思議だと感じる理由、そして杉小キャイーンブラザーズが勝てた理由には以下のようなポイントがあります。
それは、
- 杉小ディフェンスは圧倒されていた
- 蝶のように舞い蜂のように刺す攻め
- ターニングポイントの押さえ方
です。
それぞれを詳しく解説していきましょう。
杉小ディフェンスは圧倒されていた
まず、ポイント1つ目が杉小ディフェンスは圧倒されていたということです。
動画をよく見てもらえれば分かるかと思いますが、杉小は館ジャングルーのボールを1番だけしかキャッチできていないんですね。
館のエースを中心としたパワーのある攻めに対応できたのは杉小キャプテンだけでした。
そのため、もっとエースから積極的にアタックを打たれていたら結果は分からなかったかもしれません。
逆を言えば、杉小キャプテンのキャッチがチームを救ってくれたとも言えます。
蝶のように舞い蜂のように刺す攻め
この攻め方というのは、当代杉小キャイーンブラザーズの特徴だと思います。
杉小キャプテンがコートを全体的に使える選手だったので、チャンスをいち早く発見するんですね。
1セット目で外野から館ジャングルーのエースを当てたプレーが顕著に現れています。
冷静に対応した2人の好プレーですが、頭の良い戦い方をするなと見ていて感じます。
そして、いまいち見辛いかと思うのですが、杉小キャプテンの変化球がハマった試合でもありました。
肩口のボールでアウトになったプレーがたくさんありますが、これは全てストンとボールを落としてくる杉小キャプテンの技です。
だから当たった後に館ジャングルーの選手も「あれ?」と一瞬戸惑っているんですね。
おまけにこの技を大々的に披露したのも確かこの大会からでした。
どこまでも進化を続けるキャプテンは本当に凄かったです。
ターニングポイントの押さえ方
どの試合にもターニングポイントというものがあります。
このプレーを上手くモノにすることで得られる、ゲームの流れを一気に引き寄せるタイミングですね。
動画2セット目にある杉小キャプテンの最後のプレーがまさにターニングポイントです。
ここは守る、ここは当てるというタイミングを逃し続けると勝ち進むことは難しくなります。
反対に、そのタイミングを上手く押さえることで、番狂わせを起こすこともできます。
ターニングポイントを把握していくためには、ある程度の経験値が必要です。
それがドッジボールの理解度にも繋がっていきます。
ドッジボールは特に番狂わせを起こしやすいスポーツなので、1試合1試合集中してチャンスを掴み取っていきたいですね。
【4.実力差を埋めるために】
とはいえ、変化球はそう簡単に投げられるものではないですし、ターニングポイントというのも若干曖昧な感じはありますよね。
そこで、実力差を埋めるために大事なことを書いていきます。
それは、ボールの支配圏を確保するということです。
アタックも相手の体真っ正面に打ち込むだけでは、例えアウトになってもボールが相手に渡る確率が高くなります。
もし、相手からまたアタックを決められてしまったらイーブンに持ち込まれてしまいますね。
アタックを決めつつもボールをこちらが支配するという状態に持ち込むのが鍵です。
杉小キャイーンブラザーズは代々このプレーが上手かったなと思います。
優勢に立つのはオフェンスの時間を増やすというのが手っ取り早いです。
ディフェンスで守り抜くのも重要ですが、オフェンスが簡単にボールを渡してしまうと、いくら鉄壁でも少しの隙から崩壊する可能性があります。
単純だからこそ頭を使うのがドッジボールです。
全国大会決勝戦レベルだと、どのチームも本当に頭の良い攻めをするなと感じますね。
【5.今回のまとめ】
本日は、ドッジボールで力の差があるチームと対戦するときの対処法について書いていきました。
比較的単純なスポーツですが、その分ドッジボールは奥が深いです。
そして、何より経験値は本当に重要だと考えます。
経験値を高めていくためには、大会や試合をこなすだけではなく、映像を見るということも非常に重要となります。
刻々と刻まれる時間によっても攻め方は大きく変わってくるので、上手く試合に生かしていきたいですね。