ヤマトノ教室

経済と法律を専門的に学ぶ

ドッジボール春の全国大会2021振り返り(後編)

どーも、青二才ヤマトノです!

 

今回は小学生ドッジボール春の全国大会の2回戦以上を振り返ってみたいなと思います。

 

前回に引き続き書いていきますが、少し個人的な見解が強いので賛否両論あるでしょう。

 

いろいろな角度から見るとさらに盛り上がるので、ぜひ見ていただければ幸いです。

 

前回の記事は決勝トーナメント1回戦まで書いたので、今回は決勝トーナメント2回戦から書いていきます。

 

(前回の記事)

www.yamatono.info

 

 

 

【1.トーナメント2回戦】

 

ゆかい vs 古里

1回戦を勝ち上がった古里WinBlue(長野県)と対戦するのは、ゆかいな仲間たち(愛知県)です。

 

ゆかいはまるでお互い会話をしているような息のあったパス回しで相手チームを翻弄しながら予選リーグを抜けてきました。

 

劇的勝利を果たした古里はその勢いを保ったまま2回戦に臨みます。

 

息を呑む程の大接戦で中盤まではゆかいがリードしていきますが、最後の最後に2試合連続で古里のラストアタックが決まり同点へ!

 

何とかVポイントゲーム(どちらかがアウトになったら試合終了となる延長戦)に持ち込みますが、逆にゆかいがそのVポイントゲームを制しました!

 

 

トルネード vs わいわい

トルネードDBT.(三重県)とわいわいドッジ(愛知県)の対決です。

 

お互いシード権の対決ですが、ここは2試合目とさせていただきます。

 

トルネードは内野からチーム名通り風のように切ってくるランニングアタックが武器で、わいわいは内野外野2枚を中心としたパスワークと鉄壁の守りで勝ち上がりました!(わいわいに関しては予選リーグ平均内野数No. 1)

 

予想していた通りどちらも崩れないディフェンス合戦を披露!

 

最終的には僅かな差を守り切りトルネードが勝利しました!

 

 

白峰 vs 金剛寺

白峰ドッジボールクラブ(香川県)と金剛寺ファイターズ(広島県)の試合です。

 

白峰は内野に強力なアタッカーを置きつつも非常にバランスの良い攻めを仕掛けてきます。

 

鬼門のKリーグを1位で突破する実力も持ち合わせています。

 

サウスポーかつ鋭いアタックで挟み撃ちする金剛寺と削り合う状況になりました。

 

金剛寺がリードしていましたが、白峰は怒涛の連続アタックを決めて猛追します。

 

しかし、あと1人を金剛寺が何とか逃げ切って勝利しました。

 

 

ベスト vs 大村

ベストトゥエルヴ(兵庫県)と大村BLAZE(長崎県)の対戦です。

 

大村は予選リーグで相手の最終スコアを最も減らして1位突破を果たしました。(平均4人、合計12人)

 

内野のサウスポーアタッカーを中心としたホップするアタックを止めるのに苦戦したチームがほとんどでした。

 

ベストは見事に対策をとったのか、大村の猛攻をしっかりとキャッチします。

 

5分間、ベストが流れを離さないまま勝利を収めました。

 

 

くろぼく vs 日向

くろぼくガッツ エース(鳥取県)とダイヤモンドバックス日向(宮崎県)の試合。

 

くろぼくは双子のエース選手を筆頭に綺麗なオフェンシングを繰り出すチームです。

 

4年生ながら全国大会の最優秀選手に選ばれた選手もさらに逞しい姿に成長していました。

 

日向の爆発力ある攻めはこの試合においても大炸裂。

 

お互いに当てて当てられてを繰り返しますが、最終的に勝ち切ったのはくろぼくでした。

 

 

大和魂 vs 新庄

藤井寺避球倶楽部大和魂(大阪府)と葛城市ドッジボールクラブ新庄ソルジャーズ(奈良県)の対戦です。

 

新庄は円盤フォームの割合が高く、ゲームメイクに優れた外野と絶対的な内野エースで見事なドッジボールを披露します。

 

しかし、大和魂のディフェンス力は簡単に攻め入るのを許しません。ちなみに、この試合は大和魂の外野によるカーブ気味のチェンジアップアタックでゲームが動くという珍しい展開でした。

 

大和魂は頼りの外野選手が当てて内野に入ると今度は中からのランニングアタックにスイッチします。

 

その厳しい状況を1人という僅かな差で新庄が乗り越えました。

 

 

木津 vs 神田

木津がむしゃらインパルス(京都府)と神田スマイルファイターズ(高知県)の対決です。

 

木津はパワフルアタッカー、サウスポーアタッカー、テクニック型のアタッカーとバリエーション豊富なプレイヤーが揃っています。

 

対する神田は相手を退け反らせる程の強力なパスワークを武器に予選リーグを勝ち抜いてきました!

 

途中までは接戦でゲームが進んでいきますが、徐々に木津がペースを握り始めます。

 

最終的には神田もボールを何とか支配して逆転を狙いますが、木津は落ち着きながらその隙をついてスコアを大きく離しました。

四国のチームが全て敗退となります。

 

 

シュネル vs WAKABA

シュネル鍋島(佐賀県)とWAKABA CLUB(東京都)の対戦。

 

WAKABAは長身アタッカーが繰り出すアタックから相手を削りに行くスタイルで予選リーグを通過しました。

 

しかし、そのアタックをシュネルのディフェンダーはキャッチすることで流れをWAKABAに渡さないようにします。

 

シュネルのエースが放つアタックはWAKABAのディフェンダーをも貫き、みるみる内野人数を減らしていきました。

 

最終的にシュネルが九州勢唯一の生き残りとなり、WAKABAが敗退したことで関東圏のチームが姿を消します。

 

 

【2.準々決勝戦】

 

ゆかい vs トルネード

ゆかいな仲間たち(愛知県)とトルネードDBT.(三重県)

 

トーナメント2回戦を何とか乗り切った2チームの対決です。

 

トルネードは2試合連続の愛知県勢との対戦となりました。

 

この試合はゆかいの武器ともいえるゲームコントロールの精度の高さが大きく響きました。

 

途中でトルネードはアタッカーを外野に出されてしまい、得意のランニングアタックが出せません。(外野は内野と違って3メートルしか幅がない)

 

流れを譲らずゆかいが東海地方唯一となる準決勝進出を決めました。

 

 

金剛寺 vs ベスト

金剛寺ファイターズ(広島県)とベストトゥエルヴ(兵庫県)

 

2試合を見事に攻略して、安定感を見せたベストは金剛寺にもペースを握らせることなく中盤までゲームを進めていきます。

 

このままベストが乗り切るかと思われましたが、ここで金剛寺のサウスポーアタックが炸裂。

 

徐々に追いついていき、何とゲーム終了時には同点となり、そのままVポイントゲームへ進みます。

 

そのVポイントゲームを金剛寺が制したことで逆転勝利を決め、1997年度(1998年3月)の第7回大会以来となるベスト4進出を果たします。

 

 

くろぼく vs 新庄

くろぼくガッツ エース(鳥取県)と葛城市ドッジボールクラブ新庄ソルジャーズ(奈良県)

 

くろぼくが最初にアタックを決めてゲームのペースを握るとそのまま終盤までリードします。

 

新庄も得意のアタックで応戦しますが、くろぼくから再度アタックを決められるという展開が続きました。

 

このままくろぼくが逃げ切るかと思われましたが、新庄のサウスポーが繰り出したクロスアタックが決まり、Vポイントゲームに持ち込みます。

 

そして、Vポイントゲームで新庄のエースがアタックを決め、見事に準決勝進出を掴み取りました。くろぼくは2年ぶりの準決勝進出とならず。

 

 

木津 vs シュネル

木津がむしゃらインパルス(京都府) vs シュネル鍋島(佐賀県)

 

トーナメント2回戦の勢いを保ったまま臨みたい木津でしたが、この試合を動かしたのはシュネルの強力なアタックでした。

 

そのままシュネルがリードするものの、木津も差が開かないようにジリジリと食らい付いていきます。

 

まるで後ろにビッタリとくっついて走るマラソンランナーの如く機会をうかがう木津。

 

ゲーム終盤で逆転アタックを決め、見事1人差で木津が準決勝に進出しました。シュネルの敗退によって九州勢が全チーム敗退となります。

f:id:yamatono11:20210330174529j:image

 

 

【3.準決勝戦】

 

ゆかい vs 金剛寺(1セット目)

ゆかいな仲間たち(愛知県)と金剛寺ファイターズ(広島県)

 

初出場かつ初優勝を目指すゆかい1996年度(1997年3月)の第6回大会以来となる3度目の優勝を目指す金剛寺の対戦。

 

前半はゆかいが次々とアウトを取っていき、リードを広げていきます。

 

対する金剛寺は中盤からペースを上げ、元外野が帰還するとサウスポー挟み撃ちから内野サウスポー2枚の走り込みアタックに作戦を切り替えました。

 

内野選手の圧にディフェンスを押し上げられたゆかい。その隙をついてさらに金剛寺は女子選手にチャンスを作って外野から帰還させました。

 

その後も内野からどんどんアウトを取っていく金剛寺。

 

最終的には6-8で金剛寺が押し切りました。

 

 

ゆかい vs 金剛寺(2セット目)

後がないゆかいですが、冷静沈着な攻めで金剛寺に攻撃を仕掛けてきます。

 

対する金剛寺も力技と技量でゆかいに攻めていきますが、ゆかいはディフェンダーの集中力がもう一段階アップしてアシストキャッチを量産させました。

 

中盤まではお互いにナイスキャッチを連発する好勝負。

 

後半に入ると金剛寺が外野からアタックを決め、再び内野アタッカー2枚の形に持ち込みます。

 

しかし、ゆかいも2度と同じ手は食いません。

内野からのアタックに対するディフェンスをより一層強化し、そこから1人もアウト者を出さない驚異の守備力を発揮します。

 

そのまま内野と外野からアタックを決めていき、ゆかいはこのゲームを完全に支配しました。最終的には11-6というスコアでゆかいが2セット目を物にします。

 

 

ゆかい vs 金剛寺(3セット目)

泣いても笑ってもラスト勝負!

 

この試合もまた序盤はどちらかが当てたら当て返してのシーソーゲームで始まります。

 

金剛寺は早々に外野から当てて内野2枚のフォーメーションを作り、ゆかいは2セット目と同様にディフェンスラインを下げて対抗。

 

しかし、金剛寺のアタックはさらに難しいコースに飛んでいき内野からの攻撃が次々と決まります。

 

一方、ゆかいは金剛寺のディフェンスラインの隙を縫うようなアタックで追いかけます。

 

そして、後半ではゆかいの連続アタックが決まって逆転を図ります。すると金剛寺もすぐさま連続アタックを決めてこれまた逆転。

 

続くゆかいの反撃アタックはアウトかセーフか際どいところでしたが判定はアウト。同点に追いつき、もう1つアウトを重ねて再逆転!

 

必死にパスカットを仕掛ける金剛寺の間を上手くゆかいが狙ってカウントを整え、6-5でゆかいが初出場かつ初決勝戦進出という愛知県の力強さを見せました。

 

金剛寺も一度解散しての復活劇。古くからのドッジボールファンを湧かせる第7回大会以来の3位で感動を呼びました!

 

 

新庄 vs 木津(1セット目)

準決勝戦もう片方は葛城市ドッジボールクラブ新庄ソルジャーズ(奈良県)と木津がむしゃらインパルス(京都府)の近畿地方同士の対決です。

 

円盤フォームが多い新庄さまざまなタイプのアタッカーが集う木津という異なる特徴を持つ2チームがぶつかり合います。

 

1セット目の模様は当てたら当て返してのシーソーゲームでした。しかし、徐々に流れを引き寄せているのは木津です。

 

新庄は小さなミスが重なってしまい、たびたびボールを渡してしまうという苦しい展開でした。

 

木津は綺麗なパスワークを武器に新庄の肩口付近を貫いていきます。

 

そして、ゲームの後半には相手のパスカットマンを挟んだ好プレーを見せました。ドッジボールはルール上外野同士のパスはできません。しかし、外野から相手にアタックを打ち、そのボールを再び外野が拾ってもパスにはならないのでオフェンスを続行できます。

 

そのルールを最大限に木津は生かし、パスカットマンを挟んでアタック兼パスを繋ぎます。1球目をかわした新庄パスカットマンですが、続く外野からの連続攻撃はかわしきれませんでした。

 

このプレーに会場は湧きます。最後は新庄パスカットマンが外野から帰還するもののあと一歩で追い付かず、木津が6-7で1セット目を制しました。

 

 

新庄 vs 木津(2セット目)

後がない新庄。

 

対する木津は1セット目以上の安定感を発揮し、序盤の試合を物にしていきます。

序盤はいきなり3人差まで開き、木津がまた流れをしっかりと引き寄せました。

 

しかし、ここで終わらないのが新庄。女子選手の2度にわたる素晴らしいキャッチが功を奏し、勢いと頭を使った連続アタックでゲームの流れをグッと取り返していきます。

 

内野からの猛虎なるランニングアタック。外野はそのままパスをするかと見せかけたフェイントアタックでアウトを量産していく新庄

 

木津も外野アタックで応戦しますが、勢いに乗った新庄ディフェンスはアウトを許しません。

 

このゾーンに入った新庄を止める術がなく、木津は最終的に内野数が0となってしまいました。

 

最終スコアは10-0で新庄が圧巻の戦いっぷりで2セット目を制します。

 

 

新庄 vs 木津(3セット目)

こちらも3セット目にまでわたる好勝負となりました。新庄は2セット目の流れを掴んだ状態で試合に臨みたいところ。対する木津は2セット目を忘れて3セット目に切り替えたいという状態でしょうか。

 

序盤はお互いにディフェンス合戦を繰り広げました。2セット目の流れをそのまま渡しっぱなしにしなかった点で木津もすごいなと思います。

 

ゲームを動かしたのは新庄のサウスポーアタックですが、木津はすぐさま取り返して10-10の攻防が続きます。

 

すると、新庄の超強力オフェンスが次第に勢いを増していき、木津の選手を次々と当てていきました。

 

木津は何としてもボールを押さえたいところですが、弾いては新庄の再オフェンスという危機的状況が続いてしまいます。

 

そのチャンスを絶対に手放さない新庄。この勝負強さがまさに新庄の特長だと思います。

 

最終的に木津の内野は2セット目と同様1人となりました。ただ、最後に残った選手が新庄のボールを次々とキャッチして全滅は免れます。ナイスキャッチでした。

11-1で新庄がこのゲームを制し、チーム初の決勝戦進出を果たしました。

f:id:yamatono11:20210330174443j:image

 

 

【4.決勝戦】

ゆかい vs 新庄(1セット目)

ゆかいな仲間たち(愛知県)と葛城市ドッジボールクラブ新庄ソルジャーズ(奈良県)のお互いに初となる決勝戦です。

 

また、愛知県と奈良県が決勝戦の舞台で戦うのは中止になった29回を除けば2大会連続となりました。

 

ゆかいは巧みなパス回し技術で相手の隙を作り、そこをさらに突いてくるという高度な攻めを披露します。

 

対する新庄は円盤フォームを中心とした爆発的なパス回しで相手を翻弄していきます。

 

決勝戦1セット目では、お互いに拮抗していながらも新庄がジリジリとリードを広げていきます。

 

そこで、ゆかいが内野から強烈な一発をぶつけてコロコロとボールは転がっていきます。ヘッドかどうかの判定になりますが結果はアウト。しかし、ここでゆかいに不運が訪れました。

 

ゆかいボールになるはずでしたが支配圏は新庄にありと判断されてしまいます。ただ、そこで気持ちを落とさないのが愛知県を突破したゆかいの強さ。今度は逆に際どいコースで新庄の選手アウト判定を取られてしまい、一気にゆかいが有利な形に

 

そのままゆかいがリードして終わるかと思いきや、次に魅せたのは新庄選手のナイスキャッチでした。ここから新庄は外野を帰還することに成功し、お互いにどちらが勝つか分からない展開となります。

 

そこから逃げ位置が重なってしまったパスカットマンの足元を突くゆかいのコントロールと外野からキレのあるボールで応戦した新庄のプレーと好プレーがお互いに続きました。

 

最終的には6-8で新庄がこの厳しい局面を制します。

 

 

ゆかい vs 新庄(2セット目)

コートチェンジして迎えた2セット目。

 

背水の陣となったゆかいは何としても取り返したい1戦。新庄はこの勢いを保ったまま全国制覇を何とかもぎ取りたいところです。

 

やはりこの2チームは本当に実力が拮抗していたということがいえます。

 

前半から中盤にかけてはどちらもお互いに譲らないシーソーゲームとなりました。お互いのディフェンス力の高さが垣間見えた試合です。

 

肩口を執拗に攻めてくるゆかいの選手の投げたボールを新庄の選手が弾き、そのまま天高くボールが舞っていったのが印象的でした。

 

なかなか点差が変わらない苦しい展開でしたが、ここで新庄のサウスポー選手が絶妙なクロスアタックを決めます。新庄は内野のエースと外野アタッカーも相当レベル高いですが、このサウスポー選手の一撃が良い流れを作ってくれます。

 

引き寄せたペースを上手く活かしながら、新庄はさらに内野からエースが2本決めていきます。点差は7-9。もう新庄が完全優勢かと思いました。

 

ところが流石は愛知県チャンピオン。そう簡単には崩れません。鋭くスピーディーなパス回しにシフトチェンジして外野から新庄選手の肩口を射抜き、8-8の同点のままゲームは終了。

 

今大会トータル5度目、ゆかいと新庄はそれぞれ1度ずつ経験したVポイントゲームです。

 

ボールをゆかいが確保し、丁寧に操りながらパスワークを広げていきます。最終的には絶妙なコントロールでまたもや肩口を貫かせてゆかいがそのまま勝利しました。

8-7でした。

 

 

ゆかい vs 新庄(3セット目)

さあ、決勝戦もフルセット対決となりました。

 

準決勝戦の両試合と決勝戦が全て3セットフルで戦うのは春の全国大会のみで考えれば史上初です。

 

もう、お互いに最終決戦。

最後の最後まで死力を尽くして全国制覇を狙いにいきます!

 

このセットもまたシーソーゲームから2セット目と同様にゆかいが前半を良い形で折り返します。ゆかいは本当に試合慣れしているという印象を受け、ボール捌きにはある種の安心感を感じました。

 

嫌な流れを何としても食い止めたい新庄。その意志がプレーに現れました!新庄のエースがパスカットで相手のパスワークを封じると、その攻撃で今度は内野からアタックを決めて同点に持ち込みます。

 

ボールはコートの外に出て再び新庄からスタート。そこからの攻撃でもまた新庄のエースが魅せました。ややバランスを崩したゆかいの選手にアタックを決めて逆転に成功します!

 

ゆかいは冷静さを失わず綺麗なパスワークで攻めますが、決定打となる一撃を出すことはできませんでした。

 

そこから押し出しの一撃でさらに新庄が5-7とリードを広げていきます。

 

ゆかいのラスト攻撃

土壇場の場面とは思えないほど正確かつスピードあるパス回しで新庄を崩しにかかります。

 

そのあまりのプレッシャーに足をとられてバランスを崩した新庄の女子選手。ボールはゆかいの外野選手が持っています。

 

新庄にとっては一発同点になる絶体絶命のピンチかと思いましたが、新庄の女子選手はすぐさま体勢を整え直して素晴らしいキャッチを披露!

 

このキャッチでゲームは終了し、5-7のまま葛城市ドッジボールクラブ新庄ソルジャーズが春の全国大会のみでは奈良県勢初、夏春トータルでは天理ボンバーズSP(2004年)以来となる奈良県2チーム目の全国制覇をもぎ取りました!

f:id:yamatono11:20210330174409j:image

 

 

【5.総括】

f:id:yamatono11:20210330174341j:image

今回の全国大会は前の記事でも書きましたが、全体的に凄く完成度が高かったなと感じました。

 

特に準々決勝からはどのチームも自分たちの持ち味を遺憾なく発揮していたように思います。

 

まずは、葛城市ドッジボールクラブ新庄ソルジャーズさんの皆様、本当におめでとうございます!

 

新庄さんの強さは噂では耳にしていましたが、想像以上の完成度でした。

 

特に攻撃の爆発力が凄まじく、小学生離れした精度で投げ続けていました。ここまでの精度を保てるのは本当に凄いことです。

 

また、攻撃が目立つものの守備も本当に手堅く守ってくるという印象を受けました。特に最後のアタックを止めた女子選手は準決勝でも大事な局面で素晴らしいキャッチを連発。

 

パワーが上がる男子選手を相手にするとどうしても不利になるのかなと思っていましたが、新庄さんの女子選手を含めて今大会の女子選手の活躍がその誤解を完璧に覆しました

攻守ともにカッコいいチームでした!

 

惜しくも準優勝となったゆかいな仲間たちさんも綺麗なドッジボールを披露し、改めて愛知県のレベルの高さがうかがえました。

 

特に肩口をあそこまで高精度で投げ通し続けるのは余程の練習を重ねてきたのかなと感じます。

 

特に今年は練習制限がかかる中、1人1人が考えて練習に取り組んでいたのが伝わってきました。総崩れしないチーム力の高さも流石です。

 

3位となった金剛寺ファイターズさんの活躍は凄く嬉しかったです。

 

伝説を作った後に一度解散しましたが再復活

そこから様々な壁があったと思いますが、見事自チームの歴史に新たな1ページを加えました。

 

迫力あるサウスポーコンビに伝説の血を受け継いだかのような決死のディフェンス

 

ベスト4の中で唯一シード権無しのトーナメントから勝ち上がりましたが、それでも準決勝で最後の最後まで戦い切るスタミナが凄かったです。

 

同じく第3位となった木津がむしゃらインパルスさんも外野の女子選手が素晴らしいゲームメイキングをしていたように思いました。

 

そして、外野選手を支える内野アタッカー陣とディフェンダー陣が1つになって戦うチームワークが印象的でした。

 

金剛寺ファイターズと同じリーグで対戦し、そこを乗り越えて1位通過した粘り強さもまた木津さんの特長です。

 

お互いに異なる特徴のある選手が1つになり、頭を使ったバリエーション豊富なドッジボールは後世の良いお手本となるでしょう。

 

もはや全チーム凄く良い試合をしていましたが、それらを全て紹介してしまうと記事がパンクしてしまうのでここまでとします(笑)

 

今大会は始まる前からソワソワしていてあまり落ち着きませんでした。

 

その期待をさらに上回る素晴らしいプレーをした選手たちに敬意を表します。

 

そして、この状況の中全国大会開催という判断をして下さったJDBAの皆様にも改めて感謝の意を述べます。本当にありがとうございました!

 

さらに、DodgeBall Informationの皆様が前もってたくさんの準備をしていただいたからこそ、この素晴らしい大会を全国中で見ることができました!

 

特にこの状況では会場で見ることがなかなかできない試合だったので、DodgeBall Informationの皆様のご活躍にお礼を述べさせていただきます。

 

本当にありがとうございました!

 

また、来年度以降も同じように全国大会が開催されることを祈ります。

 

特に昨年の夏は残念ながら全国大会が開催されなかったので、従来通り年に2回開催できる状態に戻ってほしいですね。

 

来年度は一体どのチームが全国大会の地に足を踏み入れるのでしょうか!?

 

そして、どのチームが全国制覇という栄光を手にするのでしょうか!?