どーも、やまとのです!
皆さんはさいたま市の小中学校学力調査がペーパーのテストではなく、タブレットのテストを検討しているのをご存知ですか?
今では
ペーパーレス
という言葉もありますが、一体紙とデジタルはどちらが教育的に相応しいのでしょうか?
さまざまな研究者の知識を踏まえて紹介していきます。
1.どちらが記憶しやすい?
教育といえば、まずはどちらが脳として記憶しやすいのかという問いが大切ですよね。
研究者もさまざまな見解を示していますが、単刀直入にいえば現段階では
紙媒体
の方が記憶はしやすいようです。
ただ、これはFRIDAYに収録されていた内容が最も参考になりました。
紙媒体が記憶しやすいのはあくまで現段階から見た研究結果にすぎないという考え方です。
紙に慣れ切ってしまっている我々がデジタルの移行に戸惑いを覚えるのは当然のこと。
つまり、今の状況ではフェアじゃなさすぎて甲乙つけ難い状態なんですね。
だから、まだ紙かデジタルかを問うのは難しいといえます。
デジタルに移行してからしばらく経てば、もしかすると紙より覚えやすくなるかもしれません。
2.デジタルのメリット
デジタルのメリットは皆さんも感じている通り迅速化です。
僕は元々公務員で教育実習経験者でもありますが、紙に対して「不便だな」と思うことがめちゃくちゃありました。
保育士は毎日勤務が終わると日誌を書かなければなりません。
しかし、僕が勤めていた自治体では、予算の関係もあって日誌が全て手書きだったんです。
こういうところからデジタル化が進めばいいのになと感じましたし、仲の良かった保育担当の上司に話したこともありました。
上司の方も僕の意見には概ね同意していたようです。
教育実習の日誌ももちろん手書きでした。
教師は字を書く仕事だからというのが言い分でしたが、今はその概念も覆りつつあるのかなと感じています。
効率が全てでもないですが、とりあえず不要な部分を割く分には損はありません。
寧ろ、余った時間で他の仕事にも取り掛かれますし、そういう意味でもデジタル化は重要となります。
他にも、紙という二次元のツールでは表現しづらいものを表せるというメリットもあります。
これについては後述で書きますね。
3.デジタル化のデメリット
一方で、デジタル化は目の健康が不安かなとも考えています。
とはいえ、僕のこの心配は感想の域にすぎず、現段階ではタブレットの光(ブルーライト)が目にどういう影響を与えるかは分かっていません。
ただ、ブルーライトは浴びる時間帯に注意です。(一応ブルーライトカットに関しては無い設定で書いています)
ブルーライトを感じ取る視細胞が近年新たに発見されました。「第三の視細胞」などといわれていますが、この細胞がブルーライトを感知すると眠気がなくなってしまうのです。
人間が眠気を引き起こす理由は
メラトニン
という物質にあります。
しかし、ブルーライトを夜に浴びてしまうと、メラトニンの分泌が邪魔されてしまうので夜に眠れなくなってしまいます。
他にもドライアイなどもタブレットを見ることで起こりやすい症状の1つです。
だから、下手をすると夜の勉強はまさしく逆効果となりそうですね。
4.タブレットが導入されたら?
もし、皆さんの学校でもタブレット学習が一般的となった場合、どのような対策を講じればいいのでしょうか?
とりあえずは、ブルーライトカットがあるかどうかは確認してください。
もし無いのであれば、お手数ですがブルーライトカットのフィルムやメガネを別途購入しましょう。
Kindleの電子書籍用タブレットだとフィルムがあらかじめ貼られていて凄く読みやすかったですね。
そして、操作方法を学年でもトップクラスに覚えて活用していきましょう。
僕の場合はペーパーで本を読む方が多いですが、タブレットの場合は分からない言葉をすぐに調べることができます。
学者が書いた本は漢検準1級レベルの問題がゴロゴロ現れるので、タブレットの方で読むようにしていますね。
それでも書籍で判断した場合は、紙の本のペラペラ感が個人的には好きですね。
逆にその他の科目はタブレットの方が優れていると思います。
- 数学の空間図形
- 有機化合物
- 自然地理学全般
などなど
二次元メインのペーパーでは表せない問題を簡単に取り扱えますからね。
ベクトルなんかも空間って物凄く苦戦した覚えがありました。
高校時代の僕は落ちこぼれだったので、理解力そもそもがカスだったというのもありますけどね(笑)
5.結論
では、最後にまとめがてら結論を書きます。
まず今日の記事をまとめると、
-
記憶については現段階で紙とデジタルを比べるのはフェアじゃない
-
デジタルは迅速性と表現性が紙より優れている
-
デジタルは目の健康問題にどう影響するかが不安要素(ブルーライトカットは必須)
この辺が重大な要素といえるでしょう。
そして、僕的には結論として
タブレット導入は促進してもいい
と唱えます。
僕はタブレットの表現性に注目しました。
3D感覚を早いうちに触れていくことは重要で脳の発達には必要不可欠です。
幼い子が積み木やブロックで遊ぶのも、空間把握において大切な役割を果たします。
それを義務教育でトレーニングを積めば、勉強のレベルが上がったときの手助けとなり得ます。
生かせる生徒はグングン成長しそうですね(^^)
時代の進化とは上手く付き合うべきです。
併せてネットリテラシーも道徳の授業で取り入れなければなりません。
教育が時代の変化に遅れてしまっては元も子もないですからね(^◇^;)