どーも、青二才ヤマトノです!
『青二才ヤマトノの学習帳』では、法律やニュース、スポーツの観点から人間関係や秩序について学んでいきます。
今日のテーマは『スポーツ』です。
皆さんは運動部に所属していた、もしくはスポーツクラブのメンバーだった経験はありますか?
今は新型コロナウイルスの影響でなかなか部活も自由にできないところが多いかもしれませんが、本来この8月の時期は夏休みの猛特訓で汗水流す頃になります。
ですが、共に注意しなければならないのは、猛暑による熱中症です。
今日は熱中症について統計と対策を紹介していきます。
◉目次
【1.熱中症の統計】
そもそも、熱中症はいつから問題となっているのでしょうか?
実は、熱中症はある年から爆発的に増加しているのです。
こちらの統計をご確認ください。
引用先:国立環境研究所より
熱中症患者の発生状況と今後の予測|環境儀 No.32|国立環境研究所
グラフを見てみると、男女ともに熱中症を患った方の人数が1994年から爆発的に増加していることが分かります。
この変化には、さまざまな説がありますが、その1つとしては「1995年に死因統計基準が変更された」というものがあります。
要は実態ではなく、あくまで数字としての見かけ上の変化とする説ですね。
確かに、爆発的に増加したという点では、基準が変更されたというのは1番の理由になるかもしれません。
ですが、例え基準が変更されていなかったとしても、結果的には確実に増加していたことは言えると考えます。
その理由の1つは、単純に年々気温が上がっていることです。
1994年も異常と呼ばれるほど猛暑が襲った年ではありましたが、平均気温という観点からいくと2020年まで右肩上がりで増加しております。
引用先:気象庁
一般的に24℃を超えると熱中症のリスクが上がると言われておりますが、今現在は一週間連続で各地とも30℃を超えており、40℃を上回る地域もあります。
さらに、熱中症の被害が増えている原因は高齢社会です。
実は熱中症の患者数は、45歳あたりから増加します。
日本は1970年に高齢化社会に到達したと言われていますが、高齢社会の到来は1994年以降でした。
高齢化社会と高齢社会は一見何も変わらないかのように思えますが、高齢化社会とは高齢化率が7%以上、高齢社会は14%以上とその差はかなり大きいです。
ちなみに2007年には高齢化率が21%を上回る超高齢社会となりました。
このような社会現象と自然現象の変容が熱中症のリスクを増加させた可能性があると言えるのです。
【2.スポーツと熱中症】
これまでは熱中症における一般的な話をしました。
ここからが本題でスポーツにおける熱中症を触れていきます。
この季節にスポーツをやらせることは保護者さんにとって不安が募ることでしょう。
多少個人差はあれども、やはり全員が抱えるリスクですし、特に自分は注意しているつもりでもいつの間にか熱中症に陥ることもあります。
今日は、熱中症を予防するために注意していきたいことを紹介していきましょう。
まずは、基本的なことですが、こまめな水分補給と汗をタオルで拭くことが大切です。
人間の体内は60%が水分で出来ております。
そのうち5%を失ってしまうと脱水症状が現れ、20%を失うと死亡してしまいます。
よく、喉が渇いたときに水分補給をしてしまいますが、喉が渇いているのは既にかなりの水分を失っている状態です。
ですので、定期的に水分補給をしてなるべく体内の水分を維持しておかなければなりません。
練習も休憩時間を問わずに水分補給が行えるように整えていくことが必要となりますね。
ただし、水分補給とはいっても、水道水だけでは足りないです。
人間は汗をかくと水分とともに塩分とビタミンも失います。
我々の体内の水分には0.9%の食塩水が循環していると言われています。
汗として体内から水分が出ていくと同時に、塩分も失ってしまいます。
その状態で水のみを補給すると、体内の塩分濃度が薄くなって結果的に熱中症のリスクが高くなってしまうのです。
さらに、ビタミンは体調を整えていくために欠かせない栄養源となります。
特に汗はビタミンCも含まれているので、きちんとこれらの成分を補えるスポーツドリンクを選択するか、別に用意していくことが大切です。
また、熱中症対策は日ごろの生活習慣が物を言います。
これも当然の話になりますが、睡眠不足や食事習慣で熱中症のリスクを大幅に減少させます。
特にカリウムやクエン酸を十分に補える食品を選ぶといいでしょう。
個人的にはバナナや梅干、納豆がおすすめです!
また、夏といえばウナギの季節でもありますが、ウナギもビタミンB1が豊富に含まれているため、熱中症や夏バテには最適な食材といえます。
ちなみに、僕は中学時代に駅伝を経験しておりますが、昼食のおにぎりは全て梅でした。
若干、手を抜かれている感もあり、飽き飽きしていて当時は文句を言っていましたが、結果的にしっかりと梅を摂取していたことで熱中症のリスクを下げていたのかなと振り返ってみて感じております。
おまけに朝ごはんは必ずと言っていいほど、デザートとしてバナナが出てきましたね。
その場しのぎの対策のみならず、常日頃から対策を練っていくことで熱中症を防ぐことができるのです。
【3.終わりに】
本日は、スポーツを題材に熱中症対策を紹介してみました。
現役でスポーツを頑張っている方も、サポートする指導者や保護者も熱中症に対する正しい知識を身につけて、無理をしないように気をつけてください。
というわけで今日の記事は以上となります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。