青二才ヤマトノの学習帳

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准看護師、逆転無罪へ!

どーも、青二才ヤマトノです!

 

青二才ヤマトノの学習帳では、法律やニュース、スポーツの3つをテーマにして人間関係や秩序について学んでいきます。

 

今日のテーマも「ニュース」です。

 

介護施設に通っていた女性入所者がおやつのドーナツで亡くなったと疑われ、業務上過失致死の容疑で准看護師の方が起訴されておりました。

 

第一審では有罪判定でしたが、控訴審では無罪判決を勝ち取りました。

 

では、どのようにして無罪判決となったのかを見ていきたいと思います。

 

 

◉目次

 

【1.事故概要】

事件という言葉はそぐわないかなと感じましたので、ここでは事故と表記します。

 

長野県のある介護施設でおやつとしてドーナツが出されました。

 

ただし、その介護施設では当該入所者が急いで食べてしまい嘔吐する傾向があったことから、1週間前に窒息などの危険性からその方にはゼリーを間食にするようにと介護職員のみの間で変更されていたようです。

 

とはいえ、これまでは喉詰まりするようなことはなかったのですが、当該准看護師も変更の事実を知らずにドーナツを配ったところ、その当該入所者はドーナツを食べた直後に突然崩れ落ちるようにして倒れ込み、不幸にも亡くなってしまいました。

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【2.裁判内容】

検察側は間食をゼリー系に変更したにも関わらず、ドーナツを配ってしまったことが事故の原因だとして、業務上過失致死の疑いで准看護師を起訴しました。

 

職員個人が起訴されるというケースは稀な部類に入るそうです。

 

第一審判決では、確認せずにドーナツを配った准看護師の過失は大きいと判断し、求刑通りに罰金20万円の有罪判決を出しました。

 

裁判の行方は、そのまま控訴審へ。

 

[逆転無罪]

ですが、控訴審では第一審の判決を取り下げて無罪判決を出しました。

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一体、なぜ控訴審では無罪判決と下されたのでしょうか?

 

高等裁判所では、具体的な予見可能性を1番の判断材料としました。

ドーナツの配布が事故死に繋がることを簡単に予測できたかどうかを視野に入れたわけですね。

 

その結果、第一審判決があまりにも予見可能性の範囲を広めてしまっていると指摘しました。

 

今回亡くなられた女性の方は嚥下障害などは患っておらず、いももち今川やきロールケーキなどのおやつは普通に食べていたとのこと。

 

また、おやつをゼリー系のものに変更した事実は文書で交わされたわけではなく、介護職員の間のみでしか資料提供がなされておりませんでした。

 

この状況では、資料を見せられていない准看護師はチェックの仕様がありません。

高等裁判所では、准看護師の方に過失責任を問うのはあまりにも行き過ぎているとして逆転無罪判決を下したのです。

 

 

【3.今回の起訴で思うこと】

弁護士の方も憤慨した様子でしたが、私自身も今回の検察官の調査と第一審裁判所はあまりにも横暴だと感じました。

 

施設の状況、入所者数、准看護師の立場などを全く考慮せず、無罪判決が現実味を帯びてくると訴因変更しては何としても有罪に持っていこうとする残忍さが分かったと思います。

 

検察官は悪を取り締まる正義のヒーローのように見えますが、一方で唯一起訴することができる権限を与えられ、起訴は他の機関には縛られずに行うことができるため、その権利を濫用する検察官も想像以上におります。

 

もちろん、全員が全員ではありませんよ?

 

ただ、起訴したい人を起訴するという自己判断が簡単に出来てしまうポジションだということは押さえた方がいいです。

 

若手の起業家が潰されてしまうのも検察官が絡むことが多いですからね。

 

今回は何とか逆転無罪を勝ち取りましたが、個人の責任に押し付けるような姿勢を見せてしまったのは極めて最悪です。

 

検察官及び第一審裁判所の調査はだいぶ問題だと思いますよ。

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【4.介護は日本の宝】

今後の日本では、介護は切って切り離せない存在です。

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これからも介護施設で予測不能な事故は起きてしまうでしょう。

 

確かに、介護職員の虐待でケガを負ってしまうという事件も多いです。

そういう職員はきちんと法で裁くことが大切ですが、すべての事故を有罪で片付けたら介護職に誰も就かなくなってしまいます。

 

連帯責任ならまだしも、個人個人訴えられたら怖くて仕事できないですよね?

 

事故で亡くなられたことは不幸ではありますが、何が何でも誰かに責任を負わせるのも違います。

 

ただし、今後はなるべく細かい状況まで文書等で全ての職員に周知できる体制にした方はいいかもしれません。

 

多忙なのは分かりますが、今回のようなことにならないためにも、予防線を張っておくことは大切ですね。

 

ですが、絶対に准看護師の方が個人的に責任を負うものではありません!

 

今回の件は検察側と第一審裁判所にむしろ過失があります。

このようなことをすれば、人ひとりの人生を大きく左右させてしまうのに、ほとんど罪に問われることはありませんからね。

 

TVの取材も「コメントを控えさせていただきます」でおしまい。

 

本気で横暴ぶりを反省しなければ、正義の検察に悪魔のレッテルを全国民に貼られてしまいますよ?

 

 

【5.本当によかった】

とりあえず、今回高等裁判所で無罪判決が下されたのは本当に良かったなと思います。

 

このまま有罪判決が下されていたら、罰金といえども前科持ちの汚名を課せられてしまいますからね。

 

世間の司法を見る目もまた変わったと感じました。

 

検察側が上告することは無いと信じたいですが、司法もきちんと誤りを認めることが大切ですよ。

 

今回の裁判は、介護職員の方々が安心して仕事できるかどうかを変える重大なものでした。

 

恐らく、現場で働く方のほとんどが無罪判決を祈っていたと思います。

 

どこまでこのニュースが表沙汰になるかは分かりませんが、今後の日本を支える介護に大きな影響を与えるものです。

 

無罪判決は至極当然の判決だと僕は感じました。

 

というわけで今日の記事は以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございました!