青二才ヤマトノの学習帳

法律とスポーツが生み出す「秩序」

覚せい剤の再犯率

どーも、青二才ヤマトノです!

 

前回に引き続き、覚せい剤の恐怖について紹介したいと思います。

 

※前回のリンクがコチラです↓

www.yamatono.info

 

 

前回は覚せい剤の定義や麻薬との違い、さらには法律を見ていきました。

 

今回は少し視点を変えて、覚せい剤の再犯を主に覗いていきましょう。

 

◉目次

 

 

【1.有名人の覚せい剤使用】

具体的な話に移る前に、覚せい剤を使用して逮捕された芸能人を見ていきます。

 

などなど

 

メジャーな方々が覚醒剤取締法違反で逮捕されております。

 

さらに、麻薬及び向精神薬取締法で逮捕された芸能人も他にまだまだ挙げられます。

 

また、この中では槇原敬之が2度目となる逮捕となり、田代まさしに至っては麻薬及び向精神薬取締法の逮捕を合わせれば4度目となります。

 

逮捕された芸能人を筆頭に薬物防止のキャンペーンを行っているようですが、1度染めたら中々抜け出すことは難しいのです。

 

 

【2.覚せい剤再犯率

では、ここで1つのデータを見ていきましょう。

 

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hakusyo1.moj.go.jp

 

こちらは令和元年度版の犯罪白書による統計データです。

 

このデータからまず分かることは覚せい剤再犯率は右肩上がりに増加しているということ。

 

もしかするとメディアはここをピックアップするかもしれませんが、全体として覚せい剤使用による検挙数は減少しております。

 

さらに言えることは、再犯者が検挙される割合が高くなっていることですね。

 

ですが、あくまで割合が高くなったというだけで、検挙数自体は増減繰り返しながらも次第には少なくなっていることは分かります。

 

有名人の逮捕で大々的に報道されるため、未だ増え続けているような錯覚を起こす方もいるかとは思いますが、20年前に比べると検挙数の減少が著しいことが見て取れますね。

 

つまり、この統計データからは覚醒剤取締法における検挙数自体は減少していて、中でも再犯者の方が検挙される割合が高くなっているとまとめることができます。

 

 

【3.刑罰ではなく治療へ】

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覚せい剤の依存の難しさは想像を絶します。

 

国際的には、覚せい剤などの薬物依存症については、刑罰で対応するのではなく、治療に専念するべきだという声が挙げられます。

 

ですが、日本では反対に厳罰化が唱えられているという現状となっております。

 

薬物依存症を治療する施設として

NPO法人ダルクが挙げられます。

 

ただ、ダルクが運営する施設も全国に90個ぐらいしか存在せず、薬物依存症の治療において他の先進国に比べて日本は後れていると言われております。

 

統計データから読み取る限りだと、初犯者の数はだいぶ少なくなっているので、予防に関しては成功していることがうかがえます。

 

天秤ではありますが、その分再犯率が上がってしまっているため、薬物依存症の方を治療するという観点からはあと一歩の努力が必要になるのかもしれません。

 

僕は罪に合った厳罰は賛成です。

 

殺人などのように、人の命を奪う悪質な罪は、被害者ファーストの視点でどんどん刑罰を重くすべきだという考えを持っています。

 

ですが、厳罰化が犯罪の予防に繋がるかというと科学的にそれは否定されております。

 

アメリカの麻薬戦争が良い例ですね。

 

麻薬取締を厳罰化するものの、大して効果は上がらないどころか収監施設がいっぱいになってしまって元も子もない状況に陥りました。

 

ですが、被害者ファーストの仇討ちという視点と厳罰化をごちゃ混ぜにしてしまい、日本では厳罰化が犯罪において全てプラスの効用が働くと考えられてしまっています。

 

薬物依存症や万引きなどという犯罪は犯人自身が苦しんでいるケースは非常に多いです。

 

それが、殺人や傷害に繋がるのなら話は別ですが、全てを一色単に考えるのではなく、治療が必要な方々は治療に専念できるような世間づくりが大切になってくるのかもしれません。

 

もちろん、少しずつ日本も変化していることは承知の上です。

 

 

【4.終わりに】

前回と今回で覚せい剤を中心に薬物依存症の現状と課題について見ていきました。

 

芸能人がよく対象となってしまう薬物依存症についてですが、僕も司法を勉強するようになってからたくさんのことを知りました。

 

初めは、薬物から復帰した芸能人に対して、芸能界は緩い世界なのかと考えていましたが、この考えは誤りだったんだなと気付かされました。

 

確かに、他の職場でしたら解雇処分で戻ってくることはないと思いますが、だからといって芸能界に復帰することを反対するのもまた違うんだなと考えを改めました。

 

勉強をしていくうちに、意見は再び変わってくるかもしれません。

 

ですが、常識ですら日々アップデートされるので、勉強していけば新たな見識が生まれるのは当たり前なんですよね。

 

コロコロ意見が変わるのを節操がないと表現することもありますが、日々新たな情報に目を通すからこそ多角的に物事を捉えることができるのです。

 

意見が変わってしまうことを恐れずに、今自分が学んだ考えを精一杯表現することが大切なんだと考えます。

 

というわけで今日の記事はここまでとなります。

最後まで読んでいただきありがとうございました!