今日はですね、何年か前にある評論家が「ドッジボールは虐めに繋がるから学校でやらせるのは禁止するべき」と唱えては注目を浴びたように、なぜ『ドッジボール』だけ非難の対象になってしまうのかというのを社会学的に見ていきたいと思います。
このように、コチラのブログの方では、さまざまな人間関係や社会問題等について社会科学の観点から考察しています!
では、今日のテーマを紹介します。
【1.複数の事例】
評論家の方がドッジボールが虐めに繋がるとTwitterで主張していたのは5年前ぐらいのことかと記憶しています。
意図としては、義務教育でやるべきじゃないというものですが、
野蛮なスポーツと言い捨てたり、
イジメに繋がりやすいとデータも特に示さないツイートで様々な反響を呼びました。
さらに、今回の新型コロナウイルスの初期に、
「ドッジボールが感染拡大に繋がるのでは?」と高木美保さんが警鐘を鳴らしていました。
これに関しては、たまたま近所で子どもたちが遊んでいたのがドッジボールだったから、番組で主張していたのかもしれません。
ただし、ドッジボール含めて殆どのスポーツがボールを共有したり、他人と密接したりするはずです。
それをメディア側がきちんと修正してもらわないと、さもドッジボールだけが危険と思われてしまうかもしれません。
ドッジボールもきちんと公式戦があり、
全国大会も存在します。
そこに向かって頑張っている子どもたちからすれば、正直言うと風評被害も同然と捉えられてもおかしくないのかなと考えます。
では、冒頭でも言ったとおり、なぜドッジボールだけが非難の対象にされてしまうかと言うのを見ていきたいと思います。
【2.多数派、少数派】
最近、インターネットでよく使われる言葉だと思います。
マジョリティ
マイノリティ
それぞれの意味は、
多数派
少数派
となります。
そして、よく売名行為として使われる手法として、
マイノリティを叩くというものがあります。
ドッジボールは、野球やサッカー、バスケと比べるとまだまだメジャーとは言えません。
下手もすると、有名人とかだと公式ドッジボールの存在すらも分からない可能性があります。
だからこそ、叩いたところでリスクは少ないし、皆んなが特に気にもしていなかったことを理屈つけて説明すれば、注目は浴びるわけです。
特に『評論家』という肩書を持っているくらいですから、多少なりとも影響力はあります。
もし、その方が「サッカーはボールを奪うときにスライディングするし、体をぶつけ合うから危険。虐めの助長に繋がるから禁止すべき」
と言えば、サポーターから大批判を喰らう可能性があります。
リスクが大きいのです。
普通に考えてみれば、どのスポーツだっていじめに繋がる可能性は十分にあるわけです。
ですが、いじめはいろんな事象が複雑に絡み合っていて、最終的にはいじめる側の問題だと思います。
人格否定はいけませんが、その人自身が反省するべきなのであって、スポーツには何の罪もありません。
それにも関わらず、ドッジボールだけを標的に、野蛮なスポーツと吐き捨てて叩くこと自体、やっていることは
いじめと何ら変わらないです。
かなり前のことなので、今さら掘り返すこともないのですが、表現の仕方が改まっていることを願います。
【3.光るチャンス】
さて、このようにドッジボールがマイナスイメージで取り上げられてしまった場合、風評被害を受ける可能性もありますが、実は光るチャンスもあります。
まずは、良くも悪くも注目を浴びるわけですから、ドッジボールそのものの認識は深まるわけですよね。
そうなると、頭の片隅にもなかった思い出が想起される可能性があります。
「あー、学校でやったなー」
「確かに、ボール痛いし危ないかもなー」
とそこではネガティブイメージを持つでしょう。
ただ、それで良いんです。
そこから、ドッジボールの素晴らしさをアピールして理解してもらえれば、普段アピールするよりも何十倍も効果があります。
ドラえもんのジャイアンが映画版ではめちゃくちゃ頼もしく感じるでしょう?
それは、普段ネガティブなイメージしかないジャイアンの紳士的一面を知ることができるからなんです。
ドッジボールのスポーツマンシップを知ってもらえれば、意外さと驚きが相まって、
輝かしく映る可能性も十分に秘めています。
ドッジボール選手も他のスポーツと同じくらい勇ましいです。
こういう素晴らしさをどんどん発信していきたいところですね!
【4.まとめ】
今日は、ドッジボールを題材にさまざまな人間関係における問題について考察してみました。
今日の重要な部分は、
- マイノリティを叩くことがいじめを助長する最たる要因
というところですね。
そういう軽はずみな発言が、
ドッジボールをしている人が野蛮な扱いを受ける危険性があります。
例え、ドッジボールを禁止にしたところで、次にまた違うスポーツが標的にされるだけです。
そういった行動には十分気をつけていきたいところですね。
といったところで、今日のブログはここまでとなります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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