青二才ヤマトノの学習帳

法律とスポーツが生み出す「秩序」

売ったふり、買ったふり

https://yamatono11.hatenablog.com/entry/2020/04/28/113247

↑前回リンク

 

前回は民法意思表示について見ていきました!

 

今回も意思表示からの内容で、前回と同じく意思の不存在の範囲から1つ紹介したいと思います。

よろしくお願いします!

 

 

【お互い売る気も買う気もない】

最初のサブタイトルがこちら!

 

お互い売る気も買う気もない?( ̄^ ̄)

そんなんだったら何も売買契約結ばなくても良いんじゃないか?と思いますよね。

 

ただ、売買契約を結ぶように見せかけることである目的を果たすこともあるのです。

 

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例えば、Aさんが家を持っていたとします。

ですが、Aさんは税金の支払いが滞っており、銀行がいよいよ家を差し押さえしようとしておりました。

 

それを避けるため、Bさんと協力して売買契約を結ぶように見せかけて、家をBさんの所有に名目上は移してしまうのです。

 

この行為を通謀虚偽表示と言います。

 

前回の心裡留保と違うところは、お互いに本心で契約を結んでいないということですね。

 

もちろん、通謀虚偽表示によって行った契約は無効になります。

 

当事者間においてはそれほど難しい内容ではないのですが、複雑なのは三者が現れた場合です。

 

次のチャプターで第三者が現れた場合について見ていきましょう。

 

 

【2.新たに現れた第三者との関係】

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AさんとBさんが本心ではないものの、見せかけで売買契約を結びました。

 

これで一時凌ぎはできるなとAさんはホッと一息。

 

と思いきや、Bさんはシメシメと思い、その家を第三者Cさんに売り渡してしまいました。

 

それを知ったAさんは驚いて、Cさんに返してくれよ!と対抗しました。

 

果たしてこの場合はBさんとCさんの売買契約は取り消されてしまうのでしょうか?

 

正解はCさんが善意であればAさんは対抗することができません。

 

前回と同じく、嘘つくような人を保護する必要がないからです。

 

Cさんは善意であれば良いので、過失があるかどうかは問われません。

知っていたか、知らなかったかのどちらかだけを問われるということですね。

 

例の場合ですと、第三者との売買契約が成立したときを基準に善意かどうかを判断します。

因みに、売買の予約をした場合の基準は、予約が成立したときではなく、予約が完結して売買契約が成立したときです。(判例より)

 

三者が善意かどうかの証明は、第三者自身が行わなければなりません!

 

証明しなければならない責任を立証責任と言います。

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三者が保護を受けるようになるため、第三者自身がその権利を掴みとらなければならないのです。

 

三者、第三者と言うけど、一体どういう人が第三者に該当するの?と疑問に思うかもしれませんが、きりが良いので一度今日の記事を終了したいと思います。

 

次回に第三者に誰が該当するかという内容にいきましょう!

 

 

【3.まとめ】

今日は、お互いに売る気も買う気もない、通謀虚偽表示について見ていきました。

 

売ったふり、買ったふりとどちらも本心ではない嘘っぱちの取引ですね!

 

今日の重要部分は

  • 虚偽表示の概要
  • 善意の第三者は保護される
  • 善意か否かの立証責任は第三者

の3点を押さえれば大丈夫かと思います。

 

なかなかこういう場面に遭遇することはないんじゃないかと思いきや、結構判例は多いんですよね(^◇^;)

 

特に今後は経済不況が危ぶまれるので、不動産関係の問題も多発するかもしれません(^^;;

 

明日は我が身、民法を勉強しつつしっかりと今後の人生に活かしていかなければいけないですね!

 

というわけで今日の内容はここまでとなります!

今日も最後まで読んでいただきありがとうございましたm(_ _)m

 

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