青二才ヤマトノの学習帳

法律とスポーツが生み出す「秩序」

失踪について民法上の取扱い

前回は経済学について見ていきましたが、今回からまた民法の内容に行きたいと思います!

 

本日のテーマは、失踪について。

 

例えば、誰かが行方不明になった場合、その本人含め周りの関係者との法律関係はどうなるのか?を書いていきます。

 

今日は試験対策もそうですが、実際に当事者になる可能性も無くないので内容を把握しておいた方が良いかもしれません。

 

◉目次 

 

 

【1.失踪の種類】

f:id:yamatono11:20200427100033j:image

失踪には2種類あることはご存知でしょうか?

 

まず、名前だけ紹介すると

普通失踪特別失踪に大別されます。

これは民法第30条で定められていますね。

 

細かく内容を確認していきますと・・・

 

普通失踪とは、特にこれといった災害なく行方不明になった場合です。

7年間生死が不明な場合失踪宣告により死亡したものと家庭裁判所はみなすことができます。

例を挙げると、普通に外出された方がそのまま帰って来ないような失踪が普通失踪にあたります。

 

特別失踪とは、

  1. 戦地に臨んだ者
  2. 沈没した船舶の中に在った者
  3. その他死亡の原因となるべき危難に遭遇した者

の生死が不明な場合を指し、危難が去った後1年間生死が明らかじゃないときに失踪宣告ができます。

特別失踪の場合は、失踪宣告があると危難が去った後に死亡したとみなされます。

 

繰り返しまとめると、失踪宣告の要件は危難が去った後1年間生死不明だけど、死亡したとみなされるのは危難が去った後です。

↑公務員試験等ではよく出場されますね(^^;;

 

各々失踪について紹介していきましたが、行方不明者が実際に生きていたらどうなるのでしょうか?🤔

 

次のチャプターで、失踪宣告後の取消しについて見ていきましょう!

 

 

【2.失踪宣告を取り消したい】

f:id:yamatono11:20200427101857j:image

失踪宣告をされるということは、死亡した者とみなすということになりますと先程説明を行いました。

 

ただ、あくまでみなすなので、失踪宣告後本人が生きていた場合に行った契約等が無効になるわけではありません。

 

例えば、失踪宣告がなされた者が突然家に帰ってきたとします。

 

家族としては嬉しい限りだと思いますが、きちんと失踪宣告が取り消されないと変わらず失踪者の扱いになります。

 

そのときは家庭裁判所失踪宣告の取消しをしなければなりません。

f:id:yamatono11:20200427103328j:image

 

失踪宣告の取消しの要件は、

当然ながら失踪者が生きていたことと、

失踪宣告の効果が発生した日と実際に死亡した日が異なる場合も該当します。

 

本人や関係者から取消しの請求を行い、この関係者には検察官は含まれません

 

失踪宣告の効果は取消しによって基本的には無かったことになりますが、そうなると生きていることを知らずに何か契約等の行為をしてしまったらその人の法律関係も不安定になりますよね。

 

真実を知らないこと民法では、善意と言います。

 

ですので、行為をした人が善意であれば、失踪取消しによって行為の効果が失われることはありません。

 

因みに真実を知っている方は悪意と言います。

実際失踪者は生きているということを知って行為をした者は失踪取消しと共に行為も失われるわけです。

 

また、失踪宣告によって財産を手に入れた者は、取消しによって権利を失います。

 

ただし、現に利益を受けている限度においてその財産を返還する義務があるのです。

これは、現存利益と呼ばれますね。

 

例えば、失踪宣告によって失踪者のお金が得られた、そのお金は現在も利益を受けておりますので返さなければなりません。

 

また、お金としては残ってないけど、生活費として使った場合も今度は物として利益を受けているので現存利益にあたります。

 

ただし、ギャンブル等で浪費した場合は現存利益に当たらないので、この部分は返還する義務がありません。

少し「あれ?」って思いますけどね(^^;;

因みにこの規定も善意者のみに該当します。

悪意者は返還するときに利息も併せて払わなくてはなりません。

 

因みに、失踪者の財産を占有し続けた人は、取得時効によって失踪宣告が取り消されても財産を手に入れることはできます。

 

この場合は、取得時効の効果が優先されます。

 

 

【3.まとめ】

今日は民法失踪宣告について見ていきました!

 

試験ではそこまで難しい問題は出ないので、きちんと問題パターンを覚えてしまいましょう!

 

今日、押さえるべきポイントとしては

  • 普通失踪と特別失踪の違い
  • 失踪取り消し後の関係性
  • 善意者と悪意者について

の3点かなと思います。

 

特に善意者悪意者民法では当たり前のように出てきます。

定義はきちんと覚えないといけないでしょう。

 

善意は、真実を知らない人

悪意は、真実を知っている人

 

良い人が善意、悪い人が悪意ではありませんので(^◇^;)

 

というわけで今日はここまでとします。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

終わりにTwitterのアカウントを紹介しますので、もし繋がっても良いよという方はフォローをお願いしますm(_ _)m

フォロバは基本的にさせていただきます!

青二才ヤマトノ@はてブロ✍️ (@springboksrose) on Twitter